「ご当地アイドル」自殺を巡ってネットに充満した怒り
(2018/05/29 16:00 まいじつ)

 3月21日、愛媛県松山市を活動拠点にする農業アイドル『愛の葉Girls(えのはがーるず)』メンバーだった
大本萌景(おおもと・ほのか)さん(享年16)が、自宅で首を吊り亡くなった。
運営会社である農業生産法人『hプロジェクト』の方針で学業が大幅に制限されていたことに悩んでいたという。

 大本さんは、高校1年で火曜日と日曜日が登校日の通信制高校に進学したものの、
愛の葉Girlsの仕事で、特に日曜日はイベントに出掛けなければならないことが多かった。

 大本さんから仕事を休みたいと事務所スタッフへ連絡しても、相談に乗るどころか
《お前の感想はいらん。学校の判断と親御さんの判断の結果をそれぞれ教えろ》などと高圧的なLINEの返信が続き、
許可されないことが複数回あった履歴が残っている。母親への返信には
《この相談は萌景本人からじゃないと聞けないことになっています》と取り合うこともしなかったという。

 その後も、大本さんは「いま学校を辞めると、わたしに何も残らなくなります」、と事務所に相談するも、
「そもそもお前はそういう特別な存在になりたかったんだろ? だから愛の葉に応募したんだろ?
 全国的なアイドルになりたいんだろ? 最初の気持ちを忘れるな」と突き放した言葉を出すだけだったという。
そして、3月21日に大本さんは自ら命を絶った。

この記事が『文春オンライン』に掲載されると、インターネット上では事務所の対応に怒りを露わにする多くの投稿があった。

 《これマジなの?ドクズ過ぎんだろ》
 《この芸能事務所の責任あまりに重いでしょう。読みながら怒りに震える思い。こどもをこういう風に利用して商売するなよ。》
 《何が真実かは分からないけど、一人の女の子の心に寄り添えなかったのは事実。同じことは決して繰り返してはならない。》

・ 一部略、以下全文はソースで
https://myjitsu.jp/archives/52615
・ 関連記事 週刊文春 「母親が告白 農業アイドルだった大本萌景さん(16)は、なぜ自殺しなければならなかったのか」
http://bunshun.jp/articles/-/7433
・ 写真 大本萌景さん/遺族提供
http://bunshun.jp/mwimgs/9/8/1500wm/img_984927b46100b869a00453f84d13b8dc80033.jpg
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 事務所スタッフと萌景さんのLINEのやり取り
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