>>1の続き

 154周目にレースは再開。ここで32番グリッドから徐々にポジションをアップしてきたアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が3番手にジャンプアップを果たす。しかし、再びターン4でセージ・カラム(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)が単独クラッシュを喫し6度目のコーションに。

 パワー、カーペンター、ロッシ、パジェノー、ハンター-レイの順で162周目リスタートを迎える。

 リーダーのパワーが171周目終わりにラストのピット作業へ。上位陣ではパジェノーが175周目終わりでピットイン。ストラテジーの違うドライバーたちが前を走る中、189周目にカナーンが単独スピンを喫し7度目のコーションに。

 トップはオリオール・セルビア(スクーデリア・コルサRLLR)。ステファン・ウィルソン(アンドレッティ・オートスポート)、ジャック・ハーベイ(マイケル・シャンク・レーシング)と続き、ピットインを終えパワー、カーペンター、ロッシ、ハンター-レイ、パジェノーの順で194周目にリスタートを迎える。

 残り6周の超スプリントバトル。3ワイドでターン1に入り、ウィルソンがトップ。ハーベイ、セルビアと続く。前を狙えなかったパワーは翌周にセルビアを交わし3番手に。しかし、ハーベイをなかなか交わせない。

 このままウィルソンがトップを走行すると思われたが、ウィルソン、ハーベイは196周目終わりで燃料が足りずピットイン。難なくトップに躍り出たパワーは、そのままホワイトフラッグを受けるとファイナルラップも危なげなく走行し、11度目の挑戦でインディ500初制覇を成し遂げた。

[オートスポーツweb ]