0001豆次郎 ★
2018/05/23(水) 18:29:05.27ID:CAP_USER9渋谷シネパレスが5月27日をもって閉館する。同館は1948年に渋谷パレス座として誕生し、70年間にわたって運営されてきた。戦後間もない時期から脈々と続いてきた長い歴史に、幕を下ろすことになった。
映画館の閉館が各地で相次いでいる。2月に閉館した東京・TOHOシネマズ日劇、3月末に閉館した京都の京都みなみ会館、5月31日で閉館する千葉・イオンシネマ ユーカリが丘、6月1日に閉館する神奈川・横浜ニューテアトルなど枚挙にいとまがない。
中でも渋谷シネパレスはエンターテイメント密集地帯の渋谷にあって、独自の存在感を放つ映画館だ。レトロで清潔感のあるロビー、落ち着いた雰囲気が漂う場内は、密やかな娯楽としての映画の魅力を豊かに伝える。
このたびCINRA.NETでは渋谷シネパレスの元支配人・飯田氏にメール取材を行なった。「長い歴史の中で記憶を辿りながらの回答となり、全てを語ることはできない」としながらも、以下のご回答をいただいた。
渋谷シネパレス外観渋谷シネパレス外観
閉館理由は「コストパフォーマンスに見合わなくなった」から。再オープンするシネクイントへのエールも
閉館にいたった経緯や理由について単刀直入に質問すると、以下のご回答。
渋谷シネパレスと入れ替わるかたちで、2016年に渋谷パルコ建て替えの影響から一時閉館となっていたシネクイントが新たに入居。7月6日にオープンする予定だ。シネクイントに期待している点を問うと、
シネパレスは今後、渋谷もしくはそれ以外の場所で復活する可能性があるのか、という問いには、「あったらいいですね」とのこと。
長い歴史。思い出の映画は?
これまで数々の作品を上映してきた渋谷シネパレス。特に思い出深い作品を伺うと、懐かしい作品を3つ挙げられた。
同館のオフィシャルサイトでは「閉館のお知らせ」として、前身の渋谷パレス座からのこれまでを振り返ったページを公開中。これまでの主なヒット作品として、上記3作品に加えて2003年の『座頭市』、2011年の『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』、2006年の『武士の一分』、2005年の『チャーリーとチョコレート工場』、2003年の『ファインディング・ニモ』、2006年の『DEATH NOTE 後編』、1992年の『ゆりかごを揺らす手』、2014年の『あと1センチの恋』が挙げられている。
劇場がパニックになった、忘れられない出来事。
日々、様々な人が訪れる映画館。思い出深い出来事を伺った。
「名前が変わっても、また続いて参ります」
取材の最後に、閉館にあたって来場者に伝えたい言葉があればお教えください、と向けると、以下のコメントをいただくことができた。
来場者との思い出は数えきれないほどあったのでは? と問うと、
5月27日まで営業
現在、最終営業日となる5月27日まで特別興行『70年に感謝ワンコイン(500円)でお別れです』を実施中。500円という破格な料金で、角川映画の名作が上映されている。特別興行外の最終上映作品は、『ダンガル きっと、つよくなる』応援上映になる模様だ。この機会にぜひ駆けつけてほしい。
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