5/23(水) 10:00配信
毎日新聞

 2020年東京五輪・パラリンピックの聖火ランナーの選考方法について、大会組織委員会が応募条件として自己アピールに加え、他薦も求める方向で検討していることが22日、明らかになった。自薦のみでは応募が増えすぎると予想されるためで、12年ロンドン大会と16年リオデジャネイロ大会でも他薦が必要としていた。

 組織委は同日、東京都内で非公開で会議を開き、47都道府県の担当者に基本指針を配布し、ルート選定の基本的な考え方などを説明した。関係者によると、会議では聖火リレーの応募条件に他薦を含める案が示されたほか、基本指針には1日に8時間程度で80人がリレーし、1人当たり200メートルを走ると明記。6区間程度に分け、区間と区間の途中は車で移動できるとした。

 ルートは各都道府県が設立する実行委員会で選定するが、基本指針では「安全で確実に走行できる」などとして、細かい基準は示さなかった。組織委は来週以降、ブロック単位で改めて説明する。

 実行委は年内に組織委にルート案を提出。来夏に決定後、公表される予定。走者の選定は、ルートや走者の人数が確定した後、各都道府県が行う。【小林悠太、円谷美晶】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180523-00000016-mai-spo