錦織、非の打ち所なし=ジョコビッチ戦へ決意−イタリア国際テニス
2018年05月18日07時53分

 非の打ち所がなかった。1時間余りでコールシュライバーを退けた錦織は「ミスが少なかったし、ほぼ完璧に近いプレーができた」。日が落ちたコートに降り注ぐ照明に汗を光らせ、充実した表情で声援に応えた。


 序盤からボールに力強さがあり、仕掛けが早かった。第1セット第4ゲームで相手サービスをブレークし、5ゲーム連取でこのセットを制した。第2セット第2ゲームでブレークポイントを握られたが、第1サーブの精度を上げ、4連続得点でサービスをキープ。ミスが減り始めた相手をねじ伏せた。第5ゲームで手にしたブレークチャンスでは、この日一番のバックハンドのショットを見事に打ち抜いた。
 前日の2回戦は3時間の激戦で消耗しただけに、準々決勝に向けて体力を温存できたことも大きい。次はジョコビッチ戦。先週のツアー大会でストレート負けして11連敗となり、「まだ若干の苦手意識がある」と告白する。「いつか…、できればあした打開したい」。分厚い壁を破るべく、決意を込めた。(ローマ時事)

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