今回、背後から潰された関学のQB奥野耕世(2年生)
2年前に同級生の仲間を試合中の事故で失う。

■全国高校選手権決勝・クリスマスボウル 亡き友と関学、友情の40 「一緒に決勝」相手校がステッカー
https://mainichi.jp/articles/20161224/ddn/041/050/005000c

2016年12月24日
第47回全国高校アメリカンフットボール選手権決勝・クリスマスボウルが23日、大阪市のキンチョウスタジアムであり、部員が試合中の事故で死亡した関西学院(兵庫)が出場した。
対戦相手の佼成学園(東京)を含めた両校選手が、亡くなった武内彰吾さん(3年)の背番号「40」のステッカーをヘルメットに付け、競技仲間の冥福を祈って戦った。

武内さんは先月13日、同選手権準々決勝でタックルを受けて倒れ、同17日に急性硬膜下血腫で死亡。

武内彰吾さんの遺影を抱え記念写真に納まる奥野耕世選手(前列中央)ら関西学院の選手たち
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2016/12/24/20161224oog00m010032000p/6.jpg

■関学高、涙の大雨V!QB奥野「天国の武内さんと一緒に戦った」/アメフット
http://www.sanspo.com/sports/news/20161128/spo16112805030003-n3.html

2016.11.28
奥野はチームの中でも特に武内さんと仲が良かった。
「ムードメーカーで明るいやつだった。僕らが(試合を)できているのは、(武内さんの)両親が『続けて』と言ってくれたから」
もちろん、これで終わりではない。
司令塔は「勝ったのはうれしいけれど、目標は日本一でやってきたので」と意気込んだ。
全国制覇がかかるクリスマスボウルでの勝利を亡き友に届ける。

■アメフット事故 関西学院高3年が死亡 試合中に衝突
https://mainichi.jp/articles/20161119/k00/00m/040/059000c

2016年11月18日

関西学院高等部(兵庫県西宮市)は18日、同校アメリカンフットボール部の3年、武内彰吾さん(18)が13日の試合中に倒れて救急搬送され、17日に急性硬膜下血腫で死亡したと発表した。

同校によると、大阪府吹田市であった全国高校選手権準々決勝の立命館守山高校(滋賀県守山市)戦で、武内さんはフェースガード付近に相手選手の頭を強く当てられ、尻から転倒。
すぐに立ち上がったものの、また倒れて意識を失い、吹田市内の病院に運ばれて手術を受けたが、17日に亡くなった。
試合2日前と試合直前に「頭痛がする」と申し出たが、チームトレーナーのチェックで異常はなく、本人も「大丈夫」と話したという。
西宮市内で記者会見した中尾昌治・同部監督は「執刀医からは『因果関係は分からないが、前日までの頭痛が引き金なら激痛があったはず』と言われた。前日までの頭痛と今回の事故は別と考える」と説明している。

同部は同選手権で全国最多18回優勝の強豪。事故後は活動を自粛しているが、遺族の希望もあり、21日から再開して27日の同選手権準決勝に出場する予定