Q 日大監督が、殺人タックルを指示したの?
A していません。

Q 報道では、監督が指示したという関係者の発言もあるが?
A QBサックを狙う「ラッシュ」や「ブリッツ」という戦術指示をメディア等が曲解しているだけです。

Q ほらやっぱり指示してるじゃん?
A アメフトでは、ディフェンス戦術も多様にあり、QBを潰す「ラッシュ」もその一つです。

Q だから指示したんだろ?
A 野球でいえば、捕手が投手に「内角に投げろ」と指示したのと同じです。
 それがデッドボールになったからと言って、殺人ボールを指示したとならないのと同じです。

Q 報道では「QBを壊せ、そしたら試合に出してやる」と強要罪にあたる証言もありますが?
A 内部調査では、そのような事実及び証言はありません。

Q 逃げるの?
A 野球でも、守備固めの選手を交代で出す場合、「絶対本塁で殺せ!」と檄を飛ばして送ることはあります。
 「殺せ」や「壊せ」など表現が過激になってしまうのは、対戦型の激しいスポーツでは避けられないことです。

Q プレー中なら別だが、今回は完全にプレーが終わった後でのタックルで、故意としか考えられない。
A 故意か否かは、選手本人にしか分かりません。
 悪質なプレーであることは十分に承知しており、監督の指導責任は認め、3カ月の指導自粛処分にしております。

Q そうじゃなくて監督が直接「相手のQBを怪我させろ」と指示したんじゃないのかと言ってるわけ。
A 内部調査ではそのような事実はありません。
 疑惑があれば、関東学連等による外部調査にも、進んで協力するつもりです。

Q いい加減みっともない、認めろ!
A 明確に監督の指示によるものという映像等の証拠がない以上、憶測だけで責任を負わせることは出来ません。

Q 他の大学等が試合を拒否してるし、大学の評判も落ちる、それでいいのか?
A 非常に苦しいのは確かですが、感情的な世論に安易に迎合し、スポーツ庁などの政府の圧力に屈し、感情の赴くままに処分をすることは、本学の理念と相反します。
 法治の原則にのっとり、証拠に基づいた客観的な判断を下すことが、学問の府である大学のあるべき姿だと考えます。

Q 3カ月だったら監督を復帰させるつもりなの?
A その間に、今後二度とこのような事故が起きないよう、指導を徹底し、再発防止に努める所存です。