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 その一方で、拘束力の発生する前から日本代表のために動きだすことになる海外組の所属クラブなどには、連絡を入れていた。
レターで予備登録リスト入りしたことを通達。メールに「21日から活動を開始します」などと記し、丁寧に筋を通した。

 “朗報”が届いた19人が以下の通り。GK川島、DFが長友、吉田、酒井宏、酒井高。MFは長谷部、香川、柴崎、井手口。
FWが多く本田、岡崎、大迫、原口、宇佐美、乾、武藤、久保、浅野、そして新鋭・中島だった。

 ハリルホジッチ前監督が抜てきし、3月のベルギー遠征で鮮烈デビューした中島も実績組に交じって、堂々ノミネート。
14日に西野監督は「若い選手を入れるか?」と聞かれ「それも含めてここで報告できることではない。
ベースは間違いなく、積み上げてきた選手たちになる」とだけ答えている。中島が入り、本田、岡崎、香川ら実績組も入った。
判明した海外組リストからは、西野監督がうそのない正直な物言いをすることも分かる。

 日本協会が東京オリンピックを見据え大いに期待を寄せる同世代の海外組、堂安(フローニンゲン)、伊藤(ハンブルガーSV)は漏れた。
判明した19人+残る国内組16人で計35人。西野ジャパンのW杯最終メンバー23人入りへ、競争のスタートラインに立った。

https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/201805160000056.html?Page=2