2018年05月16日
綾野剛:テレ朝連ドラ初主演で企業買収のダークヒーローに 「ハゲタカ」を再ドラマ化

 作家の真山仁さんが2004年に発表した経済小説の大ヒット作「ハゲタカ」が、俳優の綾野剛さんの主演でテレビ朝日で再ドラマ化されることが16日、明らかになった。綾野さんが同局の連続ドラマで主演を務めるのは今回が初めて。ドラマは7月から毎週木曜9時に放送される。

 原作は04年に発表され、累計270万部を突破した人気小説。07年にNHKで大森南朋さん主演でドラマ化、09年には映画化された。“失われた10年”の渦中にあったバブル崩壊後の1997年を舞台に、外資ファンド代表の鷲津政彦(わしづ・まさひこ)が、“ハゲタカ”とバッシングされながらも、不良債権を抱えた大銀行や経営不振の名門企業へ買収劇を仕掛けていく。

 今回のドラマ化では、真山さんが書き下ろした原案を基に、2018年の現代日本に舞台を移し、原作で描かれたストーリーに加え、オリジナルエピソードも挟み込まれる予定だという。脚本は「任侠ヘルパー」や「S-最後の警官-」などを手がけた古家和尚さんが担当、監督は「相棒」シリーズなどで知られる和泉聖治さんが努める。綾野さんは圧倒的なカリスマ性を持つダークヒーローの鷲津を演じる。

 このほど東京都内でクランクインし、撮影の一部が報道陣に公開された。綾野さん演じる鷲津が、ビジネス街で群衆とは逆行して歩き、「日本社会を変えてやる」と意気込みを示す冒頭のシーンが公開され、汗ばむ陽気の中、綾野さんは監督と意見交換したり、スタッフらと談笑するなど、和やかな雰囲気で撮影が進められていた。

 綾野さんと原作の真山さんのコメントは以下の通り。

 ◇綾野剛さんのコメント

 過去最大の難関に立ち向かおうとしています。

 一筋縄ではいかないハゲタカに挑むのですから。

 いつからか、自身を愛せず、自身に落胆し、自身を否定する時代に、いつだって人生の選択は待ってくれない。

 この作品が皆さまにとって、明日への活力、生きる希望へとつながるよう、チームハゲタカは和泉聖治監督、スタッフ、キャストと共に挑戦し続け「現状維持は後退である」を信念に、最後まで攻めの姿勢で戦い抜きます。難関は越えるためにある。

(以下略、全文はソースをご覧ください。)


連続ドラマ「ハゲタカ」主演の綾野剛さん=テレビ朝日提供
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