学と関西学院大学の定期戦で、日大の選手による重大な反則行為があった問題で、日大は、関西学院大からの抗議文書に対して事実関係の説明と謝罪を盛り込んだ回答書をまとめ、回答期限となっている16日までに、直接届けることがわかりました。

今月6日、都内で行われた日大と関西学院大の定期戦で、日大の選手が、パスを投げ終えて無防備な状態だった関西学院大の選手に後ろからタックルし、関西学院大の選手は右ひざなどのケガで全治3週間と診断されました。

この行為をめぐって関西学院大は、「選手を傷つけることだけを目的とした、意図的で極めて危険かつ悪質な行為」と指摘したうえで「試合後の監督のコメントは、反則行為を容認するとも受け取れる」として、日大に今月10日付けで抗議文書を送り、チームの見解やケガをした選手への謝罪などを求め、16日を回答の期限としています。

日大によりますと、大学は、これまでにアメリカンフットボール部の監督やコーチ、そしてタックルをした選手などから話を聞き、事実関係の説明と謝罪を盛り込んだ回答書をまとめました。そのうえで期限までに回答書を直接、関西学院大に届けることがわかりました。

日大は「まだ学内の調査は終わっていないが、関西学院大から回答を求められている16日までに届けようと文書を作成した。今後の対応について記者会見を開くかどうかは検討している」と話しています。

NHK 5月15日 18時50分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180515/k10011439561000.html