ロックバンド、RADWIMPSが2018年のフジテレビ系サッカー中継テーマソングを担当することが14日、分かった。6月6日発売の新曲「カタルシスト」で、ボーカルの野田洋次郎(32)が書き下ろした疾走感あふれるナンバー。同局が同28日午後9時から生中継するW杯の日本−ポーランド戦でも流れ、日本代表の勝利を“アシスト”する。

 RADWIMPSが4年に1度のサッカーの祭典を彩る。

 ♪誰かを負かしたいわけじゃない ただ自らの高みへ−。フジテレビ系サッカー中継テーマソングに起用された「カタルシスト」は、ボーカルの野田が作詞・作曲。胸を熱くさせる躍動感あふれる楽曲に仕上がった。

 RADは2011年度のNHKサッカーテーマソング「君と羊と青」を担当し、サッカーに携わるのは7年ぶり2度目。前回はアルバム収録曲だったが、今回は初の書き下ろしとなる。

 フジは、サッカー中継テーマソングでは1994年から一貫してオペラ「アイーダ」の凱旋行進曲を使用してきたが、アーティストの音楽は初めて。6月14日に開幕するW杯ロシア大会では、02年の日韓大会以来4大会ぶりとなる日本戦(対ポーランド、同28日、後9・0)など8試合を生中継し、名場面とともに流れることになりそうだ。

 RADは16年公開の大ヒットアニメ映画「君の名は。」の主題歌「前前前世」で老若男女にその名が浸透。制作側は「幅広い層に支持を得ていらっしゃるRADWIMPSさんの楽曲と、心に響く独特の世界観に憧れ、オファーさせていただいた」と期待を込めた。

 中高時代、バスケットボール少年だった野田は「学生時代、ずっと音楽と部活をがむしゃらにやっていたものとして、スポーツの感動に日々刺激を受けるものとして、絶対、この曲を形にしたい」とスポーツのテーマ曲制作に初挑戦。「あらゆる境界線を取り払い、人々を一つにつないでくれるサッカーという競技とこの曲が一緒に皆さんのもとに届いたら幸せに思います」と明かした。

 一世を風靡した「前前前世」は「君の名は。」の北米版で英語バージョンが流れた。音楽で海を渡ったRADが、日本代表を新たな名曲で盛り上げる。

サンスポ 5/15(火) 5:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00000501-sanspo-musi