マツコ・デラックスが、漫画等の海賊版サイト問題について、「(出版社側は)ほかにもうける方法を見つけないといけない」と自身の考えを示した。

 数多くの漫画や雑誌などを無料で閲覧できる違法な海賊版サイトが複数存在し、著作権侵害等の問題から対策が急がれている。政府が先月、知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議を開き、インターネット接続事業者(プロバイダー)に対し海賊版サイトへの接続遮断(サイトブロッキング)をうながす緊急対策を決定したことも物議をかもした。

 14日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」は、大手出版社が海賊版サイトのひとつ「漫画村」を著作権法違反の疑いで刑事告訴したとの報道を取り上げたが、マツコは海賊版サイトについて「どうぞ好き勝手やってくださいなんて言うつもりはさらさらないから誤解しないでほしいんだけど」と前置きした上で、「もう、しょうがないじゃん、こればっかりは。こういうネット社会になっちゃって、少なからずそういうことをしようと思う人もいて、受け取る側もあわよくばタダで読みたい、見たいって思ってる人が大勢いて、それでこんなに便利な箱ができてしまったら……」と、海賊版サイトが生まれる根本的な問題を指摘した。

 「そこ(違法ダウンロード)も考慮した上で、作家さんなり出版社なり、音楽だったらレコード会社なりミュージシャンの人たちは、ほかにもうける方法を見つけないといけない」と、出版社やレコード会社が販売コンテンツの売上を収益源とする従来のシステム自体を見直す必要があるとし、具体的には「装丁もふくめて紙(の書籍)でほしいとか、コレクションしたい人たちにもっと(購買欲求を)かき立てて、今よりも若干高くても実物を手にしたいみたいな人たちに訴えていくしかない」といったアイデアを出した。

日刊スポーツ 5/14(月) 23:23配信
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