5/13(日) 11:30配信
テレ東W最高17・4%の卓球効果 G帯週平均22年ぶりNHK超え!05年からの中継「結実」

 1971年名古屋大会以来47年ぶりの世界一には届かなかったが、卓球日本女子の銀メダル獲得を伝えた今月5日のテレビ東京「世界卓球2018・女子団体決勝 日本×中国」(後8・54〜11・43)(スウェーデン・ハルムスタード)は平均17・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率。今年の同局全番組のうち最高、かつ2005年から続く同局「世界卓球」中継史上最高の数字となった。ダブルの快挙を成し遂げたが、実はもう1つの“大記録”があった。

 それまでの今年の同局全番組1位は、人気シリーズ「池の水ぜんぶ抜く」第6弾となった1月2日「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦6〜今年も出た出た!正月3時間スペシャル〜」(後7・00)の13・5%。今回の卓球は、これを大幅3・9ポイントも上回った。

 従来の同局「世界卓球」1位は、2008年2月29日「世界卓球2008」(後9・00)(中国・広州)の15・9%。女子団体(石川佳純、平野早矢香、福原愛)は準決勝でシンガポールに0―3で敗れたが、銅メダル。男子団体(水谷隼、吉田海偉、韓陽)は準々決勝で台湾に3―0快勝。準決勝に進出し、3位決定戦がないためメダル獲得が確定。1大会男女アベック表彰台は29年ぶりとなった。

 テレビ東京の4月30日(月)〜5月6日(日)のゴールデンタイム(G帯)(午後7〜10時)週平均は7・7%。NHKの同7・6%を上回った。G帯週平均視聴率において、テレ東がNHKを上回るのは1996年12月(23〜29日)以来、約22年ぶり。4日の「女子団体準決勝 日本×コリア」も14・2%と高視聴率を叩き出しており、卓球効果による快挙となった。

 テレ東の縄谷太郎編成部長は「今回の日本チームの戦いには非常に感動しましたし、女子チームの団結力と強さを実感しました。南北合同チームコリアとの対戦というサプライズで一気に注目が集まりましたが、選手の皆さんの気迫あふれるプレーと激闘のおかげで高視聴率も獲得できたと感謝しています」とコメントした。

 テレ東は昨年も、世界卓球と全仏オープンテニスを放送した5月29日〜6月4日のG帯週平均(8・6%)において民放3位に躍進。1964年の開局以来初の快挙となった。この時の順位は(1)日本テレビ(2)NHK(3)TBS(4)テレビ東京だったが、今回はNHKを上回った。

 05年から継続してきた「世界卓球」中継が、また1つの実を結んだが、縄谷編成部長は「中国に勝つという夢は、確実に近づいています」と見据え「その瞬間と日本チームの活躍を今後も視聴者の皆さんに届けられるよう、全力で卓球中継に取り組んでいきたいと思います」と悲願を伝えられる日に向け、決意を新たにしている。

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