野球のU-12日本代表の監督を務める元巨人・横浜の仁志敏久氏(46)が、近年続く子どもたちの野球離れについて「野球人口が減ってしかるべき状況」と懸念した。

仁志氏は5月6日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継で解説を担当。元プロ野球選手ながら、現在はU-12の日本代表監督として少年野球の現状についてよく知る数少ない人物だが「今、野球人口は減る状況にあるというか、減ってしかるべき状況。野球をやる場所がないし、身近なものでもない。子どもが野球を見ないんじゃなくて、大人が見ていない。大人が見ないから、子どもが興味を持たない」と説明した。

 かつては公園、空き地で草野球というのが、子どもの遊びの1つとして定番だったが、現在では野球禁止の公園も多く、かといって野球専門のグラウンドが街中にあるわけでもない。「日本には軟式野球といういい文化があるのに、それすらやらなくなってしまった」と、硬式ではハードルが高い子どもにとっては馴染みやすかった軟式でも、今では手に取られにくくなったという。

 少年野球の現場でも調整が難しいことが増え、指導者も減少。中学の野球部においては「ピーク時の半分ぐらいになってしまっている。今は17万人ぐらいですが、ピークの時は33万人以上いた。部活動も指導者も不足している。野球をしたことがない人が顧問をすることもあるけれど、野球をやらない年代の人たちが大人になっているので、そういう現象が起こる」と、課題を指摘した。

 指導者不足の解決策としては「プロ野球を辞めた人たちをもっとうまく利用してほしいと思います。プロまで行った人たちは、世間であふれているわけではない。また、野球人生を引退で終えてしまうのももったいない。もっともっと多く携わるべきだと思う。経験のある人が、経験や知識を次の世代に伝えていかないと」と提案していた。

2018年5月7日 10時0分 アベマタイムス
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14678540/

2018/05/07(月) 19:19:28.82
http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1525842712/