元サッカー日本代表でビーチサッカー日本代表監督のラモス瑠偉(61)とタレントの武田修宏(50)が、7日放送のテレビ朝日系「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」(後8時20分)に出演。25年越しの大反省会と題し、93年W杯最終予選“ドーハの悲劇”の敗戦の理由を探った。

 世間から敗戦の一因とされている“武田バッシング”。後半残り9分で投入されたフレッシュな武田が、ボールキープをせずに誰もいない場所にセンタリングを上げたシーンが映し出されると、本人は「本当に俺が悪いの?」と疑問を投げかけた。

 これにラモスは「自分は(この時)暑くて疲れているんです。動けない状態です。コーナーキックのところでボールをキープして欲しかった。時間を稼いで欲しかった。いきなり勝負して、俺とかカズが遅れてるのにいきなりセンタリングするんだもん。これありえないでしょ」と、当時の気持ちを告白。

しかし武田が「僕は、あの中で1点をとりにいこうって思っていた」と反論すると、ラモスは「アホかお前!」とバトルが勃発。武田は「当時はプロになったばっかりだし、ボールキープや時間稼ぎの文化がなかった」と持論を展開した。

 一方で当時、日本サッカー協会のチェアマンだった川淵三郎氏(81)は「クロスに行くまでの武田のプレーは凄く良かった。何でこんな所に上げるんだよって当時は思った。でもあれが敗戦の原因じゃない」とフォローした。

 番組ではその後のプレーに注目。ロスタイムまで残り30秒のシーンでラモスが痛恨のパスミス。このミスシーンが取り上げられるとラモスが激怒。「2―1になった時に監督にアドバイスした。武田を出したときに、中盤の私と吉田と森保、足が動かないんです。

だったらあそこで北澤か、ボールキープできる沢登がいいと思ってた…パスミス(が原因)じゃない」と、交代を巡って監督とのやりとりが明かしたが、結論は出ず。

 川淵氏は「今なら時間稼ぎは楽勝。(当時は)チームとしてそういう考えがなかった。勝ったジョホールバルの歓喜より(負けたドーハの悲劇のほうが)みんなの記憶に残ってる。このチームは偉い。(ラモス、武田)2人は功労者ですよ」とまとめた。

5/7(月) 22:19配信 スポーツ報知
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