元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス J入り浮上、鳥栖など本格交渉へ
5/7(月) 4:10配信

 元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(34)に、今夏のJリーグ入りが浮上していることが6日までに分かった。関係者によれば、既に今季限りでアトレチコ・マドリード退団が決まっている世界的ストライカーに、鳥栖をはじめとする複数のJクラブが興味を示しているという。金髪の“イケメン”で知られ日本でも多くのファンがいるだけに、実現すれば、大きな話題を呼びそうだ。

 世界的ビッグネームのJリーグ入りが急浮上した。複数の関係者によれば、今季限りでAマドリード退団を表明している元スペイン代表F・トーレスの移籍先に、米MLS、中国のほか、最近になり「Jリーグも加わった」という。

 F・トーレスといえば、サッカーファンなら誰もが知る世界でも有数のストライカー。Aマドリードでキャリアをスタートさせ、リバプールで人気を不動のものとし、チェルシーでは欧州CLを制するなど、ビッグクラブで活躍してきた。スペイン代表としても10年W杯南アフリカ大会で母国の初優勝に貢献し、12年欧州選手権では得点王にも輝いた。さらに実力もさることながら、甘いマスク で女性ファンも多いという、まさに名実ともにワールドクラスのFWだ。

 そのF・トーレス獲得に複数のJクラブが興味を示しており、中でも最も熱心なのが鳥栖だという。元コロンビア代表FWイバルボのケガによる離脱もあり現在は17位に低迷している。深刻な得点力不足に陥っており、点取り屋の補強は急務。F・トーレス獲得には中国の大連一方、米MLSのDCユナイテッドも動いているとされるが、鳥栖も近日中に本格交渉を始める予定という。

 F・トーレスはチェルシー時代の12年12月にクラブW杯出場のため来日。Aマドリードに復帰した15年7月にも鳥栖との親善試合のために来日している。関係者によればかなりの親日家で、新天地候補の中でも日本に高いプライオリティーを置いているという。昨夏には神戸が元ドイツ代表FWのポドルスキの獲得に成功し話題を呼んだが、F・トーレスのJリーグ入りが実現すれば、再び日本で大フィーバーが巻き起こりそうだ。

 ◆フェルナンド・トーレス 1984年3月20日生まれ、スペイン・マドリード州出身の34歳。Aマドリードの下部組織で育ち、01年にトップ昇格。その後、リバプール、チェルシーで活躍し、ACミランを経て15〜16年シーズンにAマドリード復帰。スペイン代表としては110試合に出場し、38得点を記録。10年W杯南アフリカ大会、08年、12年欧州選手権を制覇。1メートル85、78キロ。利き足は右。

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