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バドミントンのアジア選手権で初優勝を飾った桃田賢斗(23=NTT東日本)が4月30日、成田空港に凱旋(がいせん)した。

準決勝で五輪3大会連続銀メダルのリー・チョンウェイ(マレーシア)、決勝で16年リオデジャネイロオリンピック金メダルの■竜(中国)を撃破。日本協会によると、男子シングルスのアジア制覇は日本勢で初めて。賭博行為による1年1カ月の出場停止からよみがえった男が、自らの“進化”について語った。

桃田はチョンウェイとの準決勝を「不思議な感覚だった」と振り返った。違法賭博問題による出場停止処分を受けていた16年9月。自身もドーピング問題から8カ月出場停止となった経験があるチョンウェイからメッセージが届いた。

「自分は8カ月出られなかった間、より強くなって復帰できるよう努力してきた。彼にも前よりも強くなってもらいたい。彼はまだ若い。人は100%正しい道を歩めるわけではない。もし間違いを犯したのであれば、それに気付き、自分を変化させればいい。新たに強い人間になり、帰ってくれればいい」

この記事を読み、「自分がつらい時期に言葉をくれて本当に励みになった」。14年の全英オープンでチョンウェイと初対戦した時は、あこがれの選手に「フワフワした状態」でストレート負けした。「今回は『絶対に勝つんだ』という意志を持って取り組んだ」と、2−0の勝利に胸を張った。

名だたる強豪を次々と破ってつかんだ初優勝だ。「少しずつ、これまでの技術の感覚と、身につけたスピードやスタミナがリンクしてかみ合ってきている」と手応えもつかんだ。ネット際でのヘアピンショットなど相手の意表を突くテクニックに加え、出場停止期間中にフィジカルの強化に力を入れたことでダッシュやストップのキレが増し、ショットの精度も向上。「以前なら心が折れる場面でも今は踏ん張り切れるようになった」と精神面での成長も実感し「完全復活というよりは進化」とさえ言う。

昨年5月に復帰し、世界ランキングも17位まで戻った。20日に開幕する国・地域別の団体戦トマス杯を見据え「第1シングルスの責任をしっかり果たして、もう1度日本を優勝に導きたい」。4年ぶりの優勝へ頼もしかった。【戸田月菜】

※■は言ベンに甚

5/1(火) 13:59
日刊スポーツ
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