北海道が21年ぶり4回目の優勝を果たした。初戦から接戦で勝ち上がり、決勝でも茨城に大将戦の末に競り勝った。
相手の死角から襲った。試合開始1分半、北海道の大将・栄花(えいが)が繰り出したのは「相手の竹刀の裏(外)側から
狙った」という左手一本でのツキ。左側から打ち込む一撃に相手は虚を突かれ、完璧に決まった。
優勝には勝利が不可欠だったが、開始直後に一本取られた。だが、後がなくなったことで、奇襲のツキを出せた。メンも決め、
二本勝ちで逆転した。
北海道は1994〜97年に黄金期を迎えた。大将を任された栄花は「優勝を知らない選手が勝つ経験をできたのは次に
つながる」と語った。
【チーム編成】
1チーム男子7人。先鋒(せんぽう)=高校生▽次鋒=大学生▽五将=18歳以上35歳未満で警察職員、教職員、高校生、
大学生を除く▽中堅=教職員▽三将=警察職員▽副将=35歳以上、警察職員、教職員除く▽大将=50歳以上、教士七段以上
▽1回戦
大分4−0静岡、高知4−1青森、宮崎2−2神奈川(代表勝ち)、香川4−2秋田、広島2−2長崎(代表勝ち)、鹿児島3−1京都、
福井3−1宮城、福島1−0山口、群馬3−0岐阜、愛媛2−2千葉(本数7−6)、島根2−1富山、長野2−2埼玉(本数4−3)、
滋賀2−2佐賀(本数4−3)、岡山3−2新潟、茨城5−0三重
▽2回戦
和歌山3−1東京、北海道2−1大分、高知3−2石川、宮崎4−2鳥取、香川2−1山梨、広島6−0奈良、鹿児島4−0栃木、
愛知3−1福井、兵庫2−1福島、熊本4−2群馬、愛媛2−1福岡、島根3−2山形、徳島6−0長野、滋賀2−1岩手、岡山3−2沖縄、
茨城1−0大阪
▽3回戦
北海道4−3和歌山、宮崎3−3高知(本数7−5)、広島6−0香川、鹿児島3−1愛知、熊本3−2兵庫、愛媛4−1島根、
徳島3−2滋賀、茨城5−0岡山
▽準々決勝
北海道3−1宮崎、広島4−1鹿児島、熊本3−1愛媛、茨城4−0徳島
▽準決勝
北海道 4−3 広島
茨城 3−1 熊本
▽決勝
北海道 4−3 茨城
青木(2) −メコ 岩部(2)
山田(4) ココ− 中根(3)
対馬(6) −メメ 山下和(5)
上村(5) メ− 鈴木(6)
安藤(5) コメ−メ 海老原(6
野口(7) −コ 矢口(6)
栄花(8) ツメ−コ 山下克(8)
(カッコ内数字は段位)
https://mainichi.jp/articles/20180430/ddm/035/050/199000c