男子100キロ超級の世界選手権(9月、バクー)代表最終選考会も兼ねて体重無差別で行われ、
リオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜(25)=日本中央競馬会=が、
決勝で王子谷剛志(25)=旭化成=を破り、3年ぶり2度目の優勝を果たした。

 両者がっぷり四つで組み合い、延長戦に入ってからも大外刈りを出し合って意地と意地のぶつかり合いを演じた。
最後は試合時間9分を超えたところで、根負けした王子谷に3つ目の指導が入り、
攻める姿勢を緩めなかった原沢に軍配が上がった。

 3年ぶりに日本一に輝いた原沢は涙を流し、手で顔を押さえた。
「昨年1年間苦しんだ。(思い出して)少し涙が出てしまった。最後は気持ちの勝負だと思って、
気持ちだけで戦った」と万感。

 また、4月末で所属の日本中央競馬会を退社することも決まっており、
「最後の大会で優勝という結果で皆さんに恩返ししたかった」と話した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180429-00000133-dal-spo