女子高校生への強制わいせつ容疑で書類送検された「TOKIO」の山口達也メンバー(46)が謝罪会見を開いたところ、そこで語られた言葉の節々に、タレントのヨネスケさん(70)が「分かる」と共感を示した。

 2人はともに離婚を経た独身。ヨネスケさんは自身の経験から、年齢的にも同年代の人が「だんだんついてこなくなる」とし、「つい、近くの若い方に電話しちゃったんだと思う」などと発言。だが、インターネット上では厳しい反発の声もあがった。

■こぼれる涙をこらえるように上を向く

 山口メンバーは2018年4月26日に開いた会見で、終始涙を流しながら弱々しい声で今の思いを述べた。とりわけ感極まったのは、TOKIOの4人に対する気持ちを聞かれた場面。自ら「城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也」と名前を声にし、

  「怒ってくれるのも、もう彼らくらいしかいない歳になったので、彼らを信じて、もし待ってくれている場所が、私の席がそこにあるのであれば、TOKIOとしてやっていけたらなという、...本当にすみません」

と声をふるわせ、頭を深々と下げた。

 会見を中継していた「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)では、ここでスタジオコメンテーターのヨネスケさんがワイプに映り、こぼれる涙をこらえるように上を向いた。

 山口メンバーは会見で、ファンや関係者に対しても、「小さい子から年配の方に応援してもらえるようなグループになりました。本当なら、子どもたちの手本になれるような人間でなければいけなかったのですが、ファン全ての人を、それを支える関係者やスタッフにも、謝っても謝りきれません」と謝罪の念を述べた。この時も、ヨネスケさんは目元や鼻を左手で拭う姿を見せていた。

「『おいちょっと飲みに出てこいよ』と言っても出てこない」

 山口メンバーは16年に離婚。同様に、15年に離婚して独身のヨネスケさんは上記番組で、心境を慮り、こんな共感を表した。

  「本当に大変悪いことでいけないんですが、会見の中で、病院から帰ってきて自分でいろいろな物を片付けているうちに、めっちゃ寂しくなっちゃってと。もともとお酒のために入院していたんでしょ。それが帰ってきてまた飲んでしまった。そこが何となく...僕も独身で一人でいますから、寂しさがすっごく分かる。そっちにいっちゃいけませんよ。いけませんけど、その寂しさが会見ですごく分かった気がしましたね」

 年齢にも着目した。「歳になればなるほど、後輩がだんだんついて来なくなるんですよ。ちょうど僕らの年代と語り合える連中が家庭を持ったりして」とし、

  「そうなると、じゃあ一番手っ取り早いということで(女子高生に)電話してしまったんじゃないかな。僕くらいだったら来ないでしょうけど、(山口メンバーは)アイドルというのもあって電話したら来てくれたんじゃないかな。彼も46歳といったら、もうほとんどの方はなかなか、『おいちょっと飲みに出てこいよ』と言っても出てこないんですよ。だからそういったところで、つい、近くの若い方に電話しちゃったんだと思います」

と推測した。

 3月末に取り調べが始まっていた山口メンバーは、「自分でも怖かった。誰に相談していいか分からなかった」と、動揺してTOKIOの面々にも話してこなかったことを明かしている。この点でもヨネスケさんは、

  「心が弱いから、失礼ですが、お酒に逃れちゃったりなんだりする。会見を聞いてもすごくナイーブ。もっと強い人だったらあそこまでにならない。だから、同じ釜の飯を食ったメンバーにも言えなかった。僕はなんとなく、ああ、分かるなあという気がする」

と自分に置き換えているようだった。

 ツイッター上では「ヨネスケさん本当に優しい良い人だ」と理解を示す声があがった。ただ、女子高生にわいせつ行為をした「加害者」である山口メンバーに寄り添っていたことから、

  「ヨネスケの山口メンバー擁護が無理筋すぎてヤバい」
  「離婚⇒独身⇒酒⇒寂しい、という流れだけで山口メンバーをかばうヨネスケ、ナチュラルに反感を買う」
  「ヨネスケがすっかりほだされてやんの。被害者の女子高生の身にもなれよ」

と反発の声も多数あがっていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180426-00000019-jct-ent