ガンバ大阪からフローニンゲンへレンタル移籍していた堂安律が、3年契約で完全移籍を果たした。これまで多くの日本人がプレーしてきたエールディビジの舞台で、堂安はどんなキャリアを築いていくのか。今後の活躍を占う上でヒントになるであろう先人たちの「オランダキャリア」を振り返る。

■小野伸二(フェイエノールト)

 浦和レッズでの活躍を評価され、2001年にフェイエノールトへ加入した。初年度から持ち前の技術の高さを披露し、リーグ戦30試合に出場するなど主力に定着。さらにヨーロッパリーグ制覇を経験するなど、輝かしい成績を残して後輩たちにレールを敷いた。

2001−02 リーグ戦30試合3ゴール
2002−03 リーグ戦29試合7ゴール
2003−04 リーグ戦24試合2ゴール
2004−05 リーグ戦25試合7ゴール
2005−06 リーグ戦4試合0ゴール

■平山相太(ヘラクレス)

 高校時代に“怪物”と称された平山は、プロキャリアをオランダでスタートさせる。入団先のヘラクレスでいきなり8ゴールをマークするなど存在感を発揮。才能の高さを証明した。しかし、翌シーズンは新監督の信頼を掴めず、ほぼ試合に出ることがないまま日本へ帰国することとなった。

2005−06 リーグ戦31試合8ゴール
2006−07 リーグ戦1試合0ゴール

■本田圭佑(VVVフェンロ)

 オランダでの生活は降格という苦い経験から始まったものの、2部に戦いの場を移して状況は一変する。背番号「10」を背負い豪快なミドルシュートでネットを揺らしたかと思えば、華麗なFKでもゴールを量産。リーグ年間最優秀選手賞を獲得するとともに、チームを1年での昇格に導く。その後も活躍を続け、2010年の冬にCSKAモスクワへ旅立った。

2007−08 リーグ戦14試合2ゴール
2008−09 リーグ戦36試合16ゴール(2部)
2009−10 リーグ戦18試合6ゴール

■吉田麻也(VVVフェンロ)

 09−10シーズンにVVVへ入団するも、いきなり左足首を骨折する重傷を負い、加入初年度の出場機会は0だった。心機一転望んだ翌シーズンに出場機会を増やし、11−12シーズンには主力に定着。その後、活躍の場をイングランドのサウサンプトンへ移すこととなった。

2009−10 リーグ戦0試合0ゴール
2010−11 リーグ戦20試合0ゴール
2011−12 リーグ戦32試合5ゴール
2012−13 リーグ戦2試合0ゴール

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180426-00748129-soccerk-socc

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