来春プロに転向する公務員ランナーの川内優輝(31=埼玉県庁)がまた1つ勲章を手に入れた。
世界最高峰のワールド・マラソン・メジャーズ(WMM)の17―18年シーズンが22日のロンドンで終了。
16日のボストンを制した川内は、シーズンのポイントで日本人で初めて3位となった。

 17―18年シーズンの対象大会は17年のロンドン、世界選手権、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティー、
18年の東京、ボストン、ロンドンの8大会。
各レースの1位に25ポイント、2位に16ポイント、3位は9ポイント、4位は4ポイント、5位は1ポイントが与えられる。

 17―18年シーズンの優勝は17年ベルリン、18年ロンドンを制して50ポイントとしたキプチョゲ(ケニア)で、
2位は17年世界選手権金メダル、18年ボストン2位で41ポイントとしたキルイ(ケニア)。
続いて25ポイントで川内、17年ロンドン優勝のワンジル(ケニア)、シカゴ優勝のラップ(米国)、
ニューヨーク優勝のカムウォロル(ケニア)、18年東京優勝のチュンバ(ケニア)の5人が並んだ。

 ここで大会ディレクターの6人が投票を行い、川内が単独3位に選ばれた。
WMMの主催者は「キルイとラップを破ったカワウチのボストンの素晴らしい勝利は、この決定に十分に値する」
とコメントを発表。川内はWMMシーズン3位の賞金2万5000ドル(約270万円)を手に入れた。

https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/04/24/kiji/20180424s00057000096000c.html