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【東京五輪】<利権争いで大ピンチ?> 新国立競技場「完成しない可能性」
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0001Egg ★垢版2018/04/24(火) 06:54:28.26ID:CAP_USER9
“ザハ案”廃止に端を発し、のっけからドタバタ続きの五輪会場。悪巧みする奴らのせいでニッポンが大恥をかく!?

2020年の開催まであと2年に迫った東京五輪に、暗雲が垂れ込めている。「メインスタジアムとなる新国立競技場を中心とした明治神宮外苑地区は、現在も利権争いの巣窟となっています。ヘタをすると、工事が遅れる可能性も否定できません」

 こう語るのは、都政担当のベテラン記者だ。「新国立競技場自体は、来年11月30日の完成に向け、着々と工事が進められています。問題は“サブトラック”です」(前同)

 オリンピックを開催するには、新国立競技場に設置される400メートルトラック8レーンとは別に、まったく同じ広さのサブトラックを設けなければならない。「2010年の規約改正により、世界選手権や日本選手権が行えるのは、サブトラックを持つ競技場のみと定められました」(同)

 なぜ、そうした決まりができたのかというと、「五輪開催中、メインの競技場は、絶えず様々な陸上競技に使用されています。そこで、選手がウォーミングアップするための場所として、競技場から徒歩圏内の場所に、本番と同規模のトラックを設置する決まりになったんです」(同)

■サブトラックは神宮外苑の軟式野球場設置が決まったが
 だが、その設置場所を巡り、深刻な問題が噴出しているというのだ――。「当初は、神宮第二球場に“常設”するとの案がありました。ところが、スペースが足りないということで、この計画は立ち消え、神宮外苑の軟式野球場に設けることに決まりました。しかし昨年夏、この土地を所有する明治神宮が常設に反対したため“仮設”とする方向で修正されたんです。ですから、東京五輪が終わればサブトラックは取り壊されます」(同)

 この仮設サブトラックの建設および取り壊しには当初、100億円がかかると見積もられていた。「使い捨てとなるサブトラックに、そんな巨費をかけるのかと、当然、批判の声も上がりました」(同)

 だが、そもそも明治神宮側がサブトラックの常設に反対したのには、深い事情があるという。「15年4月に東京都は、新国立競技場の建築主である日本スポーツ振興センター(JSC)や、明治神宮を中心とする一帯の地権者と、『神宮外苑地区まちづくりに係る基本覚書』を締結しました。五輪後を見据えて、新国立競技場を中心とする国民のためのスポーツ集積場を作るためです。しかし、以来3年近くまともな話し合いはなく、ある日いきなり、“サブトラックの建設地は軟式野球場でお願いしたい”と要請されたんです。それで明治神宮が激怒。仮設しか許可しないという話になったんです」(関係者)

 しかも、サブトラックが“仮設”と決まったことで、新国立競技場の東京五輪後の利用は、サッカーなどの“球技専用”に限られることとなった。「巨額を投じて作る新国立の陸上施設が、無用の長物になります。サブトラックなしでは、世界陸上などの国際大会は開催できないからです」(前同)

つづく

2018.04.24 05:00 大衆
https://taishu.jp/articles/-/59085
0002Egg ★垢版2018/04/24(火) 06:54:38.99ID:CAP_USER9
■五輪利権は招致前から動き出す
 なんともキナ臭いが、その裏で暗躍が噂されているのが、あるサッカー関係者だ。この人物は、様々な協会の要職にあり、東京五輪招致にも深く関わったといわれている。「こうした五輪利権は、招致前から動き出すのが常識。言ってみれば視野が広い(笑)。新国立競技場を巡っては、陸連と球技団体の対立構造がありました。また、その球技内でも、サッカー協会と日本ラグビーフットボール協会が対立していましたが、その関係者の影響もあり、結局、人気が高く、スポーツ人口も多いサッカーが勝利した格好です」(全国紙政治部記者)

 敗北したラグビー協会のドンは、名誉会長を務める森喜朗元首相。そんな森氏にとっては、不都合な状況が生じているという。「新国立競技場が五輪後、球技専用となると、すでにある秩父宮ラグビー場と、国際大会を招致できる場所が神宮エリアに2つも存在することになります。そうなれば、老朽化した秩父宮ラグビー場は取り壊すことになりえる。実際、すでにそうした意見が出ています。森さんやラグビーファンにとって、秩父宮ラグビー場はまさに“聖地”。取り壊しを回避するためにも、仮設トラック案は覆したいところです」(前同)

 また実際、仮設を回避する手段は存在するという。「当初の予定地だった神宮第二球場でも、工夫次第でスペースを確保することはギリギリ可能なんです。“仮設以外の選択肢はない”という話が強引に進められた結果、それが既成事実化しただけなんです」(前出の都政担当記者)

 しかもこの間、他からも常設サブトラックを可能にする解決策が示されていた。提案したのは、造園設計事務所連合の一般社団法人「ランドスケープコンサルタンツ協会」(東京都中央区)で、15年10月に内容が公表された。「新国立競技場建設地の南側にある都営霞ヶ丘団地跡地に、常設サブトラックを設けるというもの。かつて新国立競技場のすぐ西側に流れていた川を再生するなど、緑の保全にも配慮しており、この案を高く評価する専門家も少なくありませんでした」(前同)

 もっとも、この団地跡地に関しても、神宮第二球場同様、当初、サブトラックの設置は無理といわれていた。以下、同協会の狩谷達之事務局長に詳細を聞いた。

――提案の団地跡地に、本当にサブトラックは確保できるんですか?

「確かに、当初のザハ案の大きな新国立競技場本体では無理でした。しかし、コンパクトになったことで可能になったんです。東西に8メートルの地形の段差があるので無理という話もありますが、それは、段差を利用して地下駐車場を作り、その上にサブトラックを設けることで解決できます。この常設サブトラックは、平時には一般市民も利用できる緑豊かな多目的スポーツ空間として、震災時には避難場所、広域防災拠点としての機能も確保します。また地下駐車場も、震災時の備蓄庫や救援物質の荷捌きスペースとしても利用できます」

――仮の話ですが、今からここに常設サブトラックを作ることは日程的に可能ですか?

「五輪開催の1年前に完成させないといけないなど、数々の問題があります。しかし、絶対に無理とは言えません」

 また興味深いのが、同案の建設コストの見積もりに絡む話である。「以前、週刊誌からの取材を受けた際、我々の提案がいくらで実現できるのかと問われたんです。そこで建設コストを見積もった結果、約130億円となりました。すると、それまで“100億円かかる”と言っていた、軟式野球場の仮設サブトラックの見積もりが一気に下がり、20〜30億円に変更されたんです。驚きましたね」(狩谷事務局長)

 見積もり価格変更の理由は、簡素化した結果だというが、約80億円も値下がりするとはなんとも不可解。「仮設の建設コストと常設のそれが大差ないとなれば、批判は免れませんから、慌てて圧縮したんでしょう。計画当初に、なぜ、これほどまで高額の見積もりがなされたのか。誰かが“うまい汁”を吸うためとしか思えません」(都政担当記者)

つづく
0003Egg ★垢版2018/04/24(火) 06:55:07.84ID:CAP_USER9
■森喜朗元首相が怪しい動き

 一方、今年3月に入り、森元首相がこの神宮外苑地区で怪しい動きをしていたことも明らかになっている。「共産党都議団が、都の文書開示請求で入手した資料をもとに追及している問題です。東京五輪招致が決まる前の12年5月、当時の東京都副知事と技監が森元首相に呼ばれ、衆議院議員会館で面談したんですが、その際、五輪招致にかこつけ、岸記念体育会館の移転を要望されたんです」(前同)

 同体育会館には当時、森氏が会長を務め、現在も最高顧問の座にある日本体育協会(日本スポーツ協会に改称)や、関係の深い日本オリンピック委員会(JOC)の事務局が入居する。「その後、要望通りに、岸記念体育会館は霞ヶ丘団地跡地の東端に移転することが決定。しかも東京都は、現会館敷地を94億円で買い取り、移転補償29億円もつける予算を計上しました。おまけに、同地の高さ制限を15メートルから80メートルに大幅緩和。すでに昨年7月から、地上14階(高さは63.7メートル)、地下1階の建設工事が始まっています」(同)

 だが森氏は、当初は移転せずに、老朽化した岸記念体育会館の建て替えのみを行おうとしていた。「元の場所は財務省管轄の土地でしたが、建て替え案が“地上5階建てだった岸体育会館を14階建てにして、テナントが入れるようにする”というものだったため、許可が下りませんでした。非営利団体が営利活動をしてはダメだからという理由です」(同)

 一度は頓挫した計画が一転、実現へ。都への働きかけで見事、利権を手中に収めたということか――。この件を都議会で追及する曽根はじめ都議が言う。「入手した4点の文書の中には、都の技監が自民党控室に出向いて、当時は落選中だった萩生田光一代議士と、国立競技場の建て替えについて情報交換しているものもあります。“森元首相の代理で”です。また、副知事ら幹部の議事メモの中には、“都議会のドン”と呼ばれた内田茂顧問も出てきました。共産党都議団としては今後、岸記念体育会館にまつわる予算案の凍結、それに森元首相ら政治家の関与をハッキリさせていくつもりです」

 都営霞ヶ丘団地の跡地では、移転する岸記念体育会館の工事が進むが、大半は更地のまま。今後、マンションやテナントビルが誘致され、その利権に政治家らが群がるのでは――という疑念も残る。ただし、東京都都営住宅経営部に確認したところ、「跡地は公園にすることが決まっています」という回答が返ってきた。

 だが、こうした利権絡みの問題は氷山の一角。「今後、森さんが都議会で徹底追及を受けることになれば、岸記念体育会館移転を中止することもありえます」(前出の関係者)

 ここで浮上するのが前述の“霞ヶ丘団地跡地にサブトラック常設”案だという。「岸記念体育会館移転が中止になるのなら、せめて秩父宮ラグビー場を救出するという悲願だけは通したい。そのためにはサブトラックを常設にする必要が出てきます。そもそも、サッカー協会に負けたままでは面白くないでしょうし」(前同)

 すると、現在の建設計画がまた振り出しへ……。「サブトラックの完成が本当にギリギリまで延びることもありえます」(同)

 一方、小池百合子都知事への疑念も浮上する。「小池さんは都知事に立候補した16年、新国立競技場建設に都が395億円援助する以上、防災拠点としても活用すると主張しましたが、その後、めぼしい具体策を出していません。また、仮設サブトラックにも否定的でした。ところが、仮設案を受け入れ、あげく、森元首相の関わる岸記念体育会館の予算案も承認。何か手打ちでもしたんでしょうか……」(都政担当記者)

 これ以上、庶民の血税を浪費することは断じて許されない。
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