0001サイカイへのショートカット ★
2018/04/23(月) 19:40:36.35ID:CAP_USER92018年4月23日9時33分 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/sports/golf/news/201804230000277.html
プロ初優勝の永峰は母香奈子さんと優勝杯を持ちにっこり(撮影・柴田隆二)
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<女子ゴルフ:フジサンケイ・レディス>◇22日◇静岡・川奈ホテルGC富士コース(6376ヤード、パー71)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)
プロ5年目の永峰咲希(22=ニトリ)が、母の前でうれしいツアー初勝利を挙げた。最終日大混戦の中、17番まで単独首位も、最終18番でパーパットを外しプレーオフへ。10アンダーで並んだ菊地絵理香(29=オンワードホールディングス)との決戦を制した。
ともにツアーを回り生活面でサポートする母香奈子さん(46)に、恩返しの勝利となった。
厳しい顔が笑顔に変わった。プレーオフ18番での2ホール目。菊地のパーパットが外れ、永峰の優勝が決まった。
「まずは1番に母親に感謝の気持ちを伝えたい」。表彰式では優勝カップを一緒に掲げた。
プロ5年目。「優勝争いらしい優勝争いもしたことがなかった」という永峰を未体験の緊張が襲ったのは残り3ホール。1打リードで迎えた最終18番グリーン。
8メートルのバーディーパットは「当たった(打った)瞬間に、あっと思った」と2メートルもオーバーし、返しも外して追いつかれた。だが自身の緊張を「新しい発見」ととらえる余裕があった。
オフに取り組んだ練習の裏付けがあったからだ。
たまたまテレビ番組で会った古閑美保さんのアドバイスで、練習内容を見直し、今まで1日に300球程度だったものを倍以上の600〜700球打ち込んだ。ぶれなくなったショットとパットに自信を持っていた。
技術面に加え、体調管理を母香奈子さんがサポートしてくれた。前夜は調理ができるホテルで、ホットプレートを借りてみそ焼き肉。決勝当日は、プレーの合間に食べる梅しそ入りおにぎりを持たせてくれた。
プロ転向後から同行している香奈子さんは「今年はゴルフと向き合う姿勢が違った。今日は成長した姿を実感できました」と喜んだ。
性格は頑固でマイペース。母親が心配して声をかけると「いいから」と、拒否反応を示す。
そんな永峰が、地元宮崎で3月に開催されたアクサレディースで予選落ちすると、母親の前で初めて泣いたという。心配をかけた分、その何倍もの恩返しが初勝利という形で実った。
28日には、23歳の誕生日を迎える。「時間がかかったけど、いい勝ち方ができた。自分への誕生プレゼントになった」と笑った。
14年プロテスト合格組では、堀琴音、柏原明日架らを抑えてレギュラーツアー初優勝。今後は、全米女子OP日本地区予選(5月8日、茨城)にも出場予定だ。
「早く2勝目。そこしかない」と言いつつ、次の目標もしっかり見据えている。