カニ販売店勤務“仕事人”最上愛里が決めた…ノルディーア北海道が史上初の開幕2連勝
4/23(月) 7:23配信
スポーツ報知

後半ロスタイムに最上(右から2人目〈22〉)のゴールで勝ち越し、喜ぶノルディーア北海道イレブン
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ノルディーア北海道が、ホーム開幕戦で常盤木学園高を2―1で下した。
試合終了間際に途中出場のFW最上愛里(25)が決勝ゴール。
クラブ史上初の開幕2連勝とし、チームは単独首位に浮上した。

体が瞬時に反応した。後半ロスタイム。
右CKからFW丸形梨恵(26)が頭で落としたこぼれ球を、最上が左足ダイレクトでゴール右隅に突き刺した。
歓喜する仲間にもみくちゃにされた。殊勲の一発に、最上は「出たら決めようと思っていた。うれしい」と胸をなで下ろした。

“必殺仕事人”だ。普段は札幌の観光名所・二条市場のカニ販売店に勤める。
平日は午前9時から午後5時まで、カニの重さを量り、焼いて、ゆでる作業を担当。
仕事後に練習に参加する努力家に、中村宏紀監督(44)は「独特の世界観があり、スイッチが入るとすごい」と信頼を置く切り札だ。

この日も出場約30分で仕事を果たした最上。目標の2部昇格へ
「役割は点を取って流れを変えること。どんどんゴールを決めていきたい」とゴール量産を誓った。(宮崎 亮太)


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