2014年の1月、全豪で錦織とナダルが対決した。

結果はナダルの勝利だったが、両者真っ向からの打ち合いで見応えのある試合になり、
試合後は錦織を賞賛する(日本人の)声が多かった。

同じ年の5月にマドリード決勝で対決した時は、「錦織が土ナダルを圧倒した」と、
まるでテニス界に新たなスターが誕生したかのように日本マスコミは騒ぎ立てた。

確かに、錦織が土ナダルに対して優勢に試合を進めていたのは事実で、
ナダルを応援する現地民は意気消沈していた。あれは何だったのか。

しかも、直前の準決勝ではフェレール相手に死闘を繰り広げ、勝ち上がっての決勝だった。