4月22日 20時10分
テニス女子の国別対抗戦「フェドカップ」の日本対イギリスの試合が、22日まで2日間、兵庫県で行われ、日本は、エースの大坂なおみ選手が元世界4位の選手に敗れましたが、通算で3勝2敗とし、2014年以来となるワールドグループへの復帰を決めました。

国別対抗の団体戦「フェドカップ」は、前年の成績によって参加チームがグループ分けされるルールで、アジア・オセアニアゾーン1部の日本とヨーロッパ・アフリカゾーン1部のイギリスが対戦しました。

大会は2日間でシングルスを4試合、ダブルスを1試合行い、3勝したチームが、来年1つ上のグループとなるワールドグループ2部へ昇格します。

大坂選手の人気もあって、兵庫県三木市の会場には2日間で延べ4600人余りの観客が訪れ、最終日の22日は、シングルス2試合、ダブルス1試合が行われました。

シングルスの第1試合は、世界ランキング22位の大坂選手と、元世界4位で現在、世界23位のヨハナ・コンタ選手のエース対決となり、大坂選手は第1セットを相手の弾道の低い鋭いストロークに苦しめられて落とすと、第2セットはラリーで粘りを見せて先にブレークポイントを握ったものの、コンタ選手の精度の高いショットに対応できず、セットカウント0対2のストレートで敗れました。

この時点で、日本は1勝2敗と追い込まれましたが、世界100位の奈良くるみ選手が世界77位の選手に勝ち、続くダブルスでも勝利し、対戦成績を3勝2敗として、2014年以来となるワールドグループ2部への復帰を決めました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180422/k10011413571000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_008