福岡大学のワンゲル部の事件が起きるまで
ヒグマの怖さは地元の人間にすら気にされていなく
たまに事故はあっても現在のツキノワグマよりも怖れられてはいなかった
三毛別事件などは昔の話で意識されていなかった
ヒグマが出ると登山者は近づいてカメラでパシャパシャ撮っていた

しかし、ワンゲル部の事件が起きて地元の猟友会も山岳会も震え上がった
ヒグマを研究している北海道大学の研究者すらもヒグマはこんなに怖いのかと
調査に行くのにビビったらしい

ワンゲル事件から15年たってまとめられた調査書に書いてある