ロシアの熊参加パフォーマンスは「非人道的」 英動物愛護団体が警鐘「危険だ」


 今夏のワールドカップ(W杯)開催国ロシアの3部リーグで、キックオフ前にパフォーマーとして熊がピッチに登場。これに対して動物愛護団体から「非人道的だ」とクレームが入った。英公共放送「BBC」が報じている。

 このパフォーマンスはロシア3部のピャチゴルスクで行われたマシュクKMV対FCアングシト・ナズランの試合前に実施。サーカスで活躍するという熊の“ティム”はピッチサイドに立ち、ファンの声援に合わせて拍手。さらに主審にボールを手渡しするなど和やかな雰囲気となった。

 これに対し、英国の動物愛護団体「PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)」のディレクター、エリサ・アレン氏は「非人道的だ」と抗議。「熊を召使いとして捉え、フットボールの場に送るなんて危険だ」と警告した。

「熊はロシアの象徴。国民は彼らに思いやりと誇りを持ち、虐待することをやめてほしい」

 W杯開幕を控えるロシアではドーピング問題や人種差別問題がたびたび話題に上っているが、今回は動物愛護の視点から問題提起がなされた。

4/17(火) 17:52配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180417-00010017-soccermzw-socc