NBA東地区6位のヒートは16日、敵地フィラデルフィアでプレーオフ1回戦の第2戦を行い、
3位で地元の76ersを113―103(前半56―42)で下して1勝1敗。レギュラーシーズン終盤から続いていた76ersの連勝は17で止まった。

 ヒートは130点を許した第1戦とは違ってディフェンスを強化。ニアボールにいる選手には徹底してパスを阻止し、
素早いスイッチアップでアウトサイドからのシュートにもプレッシャーをかけ続けた。

 ベンチから出て26分間プレーしたドウェイン・ウェイド(36)は、フィールドゴール(FG)を17本中11本成功させて28得点を記録
プレーオフでの通算得点は3910となって、ラリー・バード(元セルティクス=3897)を抜いて歴代10位に躍り出た。

 第3Q終了時点で11点をリードしながら、第4Q7分すぎには一時2点差まで詰め寄られたが、
ここでコートに戻ったウェイドはスティールからダンク、ゴール下に飛び込んだジェームズ・ジョンソン(31)への
アシストなどですぐに流れを変えた。試合後は「きょうはチームに勢いがあった。1勝1敗でホームに戻れるのはうれしいよ」と笑顔。
シーズン途中でキャバリアーズから古巣へ復帰するという激動の1年となっているが、
ファイナル制覇を3回経験しているベテランの存在がチームにいい刺激を与えている。

 76ersは第1戦で計11本(試投17本)の3点シュートを決めたJ・J・レディック(33)、マルコ・ベリネリ(32)、
アーサン・イリヤソーバ(30)のベテラントリオがヒートの執ようなマークにあってシュートを楽に打たせてもらえず、
この日の成功は17本放ってわずかに3本。新人の大型ガード、ベン・シモンズ(21)は、ジャスティス・ウィンズロー(22)らによる
反則覚悟の?強烈なマークをかわしながらも24得点、8リバウンド、8アシストを稼いだが、
チームのFG成功率は第1戦の47・4%から42・1%に低下するなどシュートの精度を欠く試合となった。

 なおこのシリーズの第3戦は場所をヒートの地元マイアミに移して19日(日本時間20日)に行われる。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ヒート(48・8%)、76ers(41・7%)

 ▼3点シュート成功率=ヒート(36・0%)、76ers(19・4%)

 ▼FT成功率=ヒート(80・0%)、76ers(72・7%)

 ▼リバウンド=ヒート(46)、76ers(49)

 ▼アシスト=ヒート(23)、76ers(22)

 ▼ターンオーバー=ヒート(16)、76ers(15)

 ▼速攻ポイント=ヒート(6)、76ers(17)

 ▼ペイント内ポイント=ヒート(32)、76ers(56)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ウェイド(ヒート=28)、シモンズ(76ers=24)

 ▼チーム最多リバウンド=J・ジョンソン、ウェイド(ヒート=7)、イリヤソーバ(76ers=11)

 ▼チーム最多アシスト=オリニク(ヒート=6)、シモンズ(76ers=8) 


4/17(火) 12:23配信 スポニチアネックス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180417-00000091-spnannex-spo
画像 プレーオフ歴代10位の得点記録を達成したヒートのウェイド(AP)
https://amd.c.yimg.jp/amd/20180417-00000091-spnannex-000-3-view.jpg