おれも昔は君達と全く同じだったよ
野球を見始めたころから完全な打率至上主義で、
とにかく3割を越えるバッターこそが至高
そういうイメージを思い込んでいた
日本ではいつも打率を最初に語って刷り込ませるからね
野球を見始める人はそうやって洗脳される

それからNPB、MLBに詳しくなっていって、よりデータを自分なりに調べてからかなあ・・・
おれが打率というものに疑いを抱き始めたのは
((3割バッターが本当に得点貢献してるのか?))
ふとこんな疑問を抱いたんだ

そして、調べれば調べるほど、それが嘘だというのがわかってきた
3割を打っても得点には関与してない平凡以下の選手の多いこと多いこと
そして2割5分の選手と貢献度でそこまでの大差がないことを知って愕然とした

これまでの打率を最高だと思っていた勘違いと
そういった選手をリスペクトしてた自分の情けなさに憤りを抱きながら思ったよ
((だったら本当に優秀なスタッツはどれだ?))
この瞬間だったね、RBS(リアル・バッティング・スコア)が生まれたのは

得点に最も関与するスタッツの(得点)と(打点)この項目をより注目して数値データを調べ上げた
すると、今まで他力本願だと思ってスルーしてたそれらの指標が
本当に能力ある選手は際立った数値を示していくんだよ

そして並外れた選手はそれを高アベレージでキープしてる・・・
鳥肌が立ったよ。これこそがおれが求めていた真のスタッツだったから
マジで今となっては、野球で打率を持ち上げてる輩を心底見下してるよ、悪いけど