ポルティモネンセの人気銘柄が圏外から4位に
 
4月16日付けとなる、日本人フットボーラーの最新版「推定市場価格」ランキングをお届けしよう。
 ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督が解任され、西野朗新監督の下で新たなスタートを切る日本代表。ここ数年の招集メンバーがベースになるのは間違いないが、
ベテラン選手の復帰や若手のサプライズ招集があっても不思議ではない情勢だ。候補者のマーケットバリューをチェックしておいて損はない。

今回も、全世界のプロフットボーラーを対象に推定市場価格を算定しているドイツの移籍情報専門サイト『transfermarkt』のデータを基に、トップ50を見ていこう。
 
もはや上位3選手は馴染みのトリオだ。怪我からの復帰が遅れている香川真司が唯一の1000万ユーロ超えで首位の座を維持し、岡崎慎司、吉田麻也のプレミアリーグ勢が続く。
そしてトップ3の後ろに付けたのが、赤丸急上昇中の若武者だ。ほんの2か月前まで85万ユーロ(約1億1050万円)だった中島翔哉が550万ユーロ(約7億1500万円)まで数値を伸ばし、圏外から一気に4位に浮上したのである。

 それもそのはずだ。ポルティモネンセでの大車輪の活躍により、現在は国内のベンフィカやスポルティングのみならず、アトレティコ・マドリー、ドルトムントをはじめとするドイツ勢からの関心も伝えられ、すっかり人気銘柄となっている。
3月のベルギー遠征・マリ戦でついにA代表デビューを飾り、初ゴールまで決めるおまけ付きで大いに存在を示した。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのことだ。
 
30代に入ると緩やかに市場価格は下降線を辿り、所属先が欧州外のクラブだとさらにその価値が下がるもの。だが、規格外のこの男にはまるで当てはまらなかった。本田圭佑だ。
なんとずるずると下がっていた評価額をV字回復させ、再浮上を果たしたのである。2か月前に250万ユーロ(約3億2500万円)まで落ち込んでいたのが、4月10日の更新で400万ユーロ(約5億2000万円)にアップ。
メキシコリーグでゴール&アシストを量産する31歳のカリスマが、堂々トップ10に返り咲いた。

堂安が評価額倍増。伊藤達哉も100万ユーロの大台へ
 
そのほかでは、日曜日のゲームで今シーズン8点目を決めた堂安律が、この半年で評価額を倍増させて175万ユーロ(約2億2750万円)に到達。
気になるのは柴崎岳で、昨夏のヘタフェ入団時に200万ユーロ(約2億6000万円)と当初から低めの評価額だったが、年明けに150万ユーロ(約1億9500万円)とさらに下落した。
同サイトにあまり気に入られていないのか、やや不当ではある。
 
 トップ50から外れた日本代表選手および注目選手としては、長谷部誠(フランクフルト)と伊藤達哉(ハンブルク)がともに100万ユーロで52位タイ、
川島永嗣(メス)が25万ユーロ(約3250万円)で499位タイとなっている。一方、ブンデスリーガ2部でゴールを量産中の宇佐美貴史(F・デュッセルドルフ)は、80万ユーロ(約1億400万円)で86位タイと低額なままだ。
ドイツ国内での声価は高まっているだけに、次回更新時のジャンプアップに期待したい。
 
ちなみに今年1月5日に初めて値踏みされたのがFC東京の16歳FW久保建英。現在の評価額は30万ユーロ(約3900万円)、全日本人選手中415位タイという順位だ。

 
 トップ50のランキングは以下の通り。
 
【日本人フットボーラー 推定市場価格ランキング・トップ50】
1位  香川真司(ドルトムント) 1300万ユーロ(約16億9000万円)
2位  岡崎慎司(レスター) 700万ユーロ(約9億1000万円)
2位  吉田麻也(サウサンプトン) 700万ユーロ
4位  中島翔哉(ポルティモネンセ) 550万ユーロ(約7億1500万円)
5位  久保裕也(ヘント) 500万ユーロ(約6億5000万円)
6位  大迫勇也(ケルン) 450万ユーロ(約5億8500万円)
6位  武藤嘉紀(マインツ) 450万ユーロ
8位  本田圭佑(パチューカ) 400万ユーロ(約5億2000万円)
8位  森岡亮太(アンデルレヒト) 400万ユーロ(約5億2000万円)
10位  長友佑都(ガラタサライ) 350万ユーロ(約4億5500万円)
10位  酒井宏樹(マルセイユ) 350万ユーロ
10位  乾 貴士(エイバル) 350万ユーロ
10位  南野拓実(ザルツブルク) 350万ユーロ

つづく

4/17(火) 6:46配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180417-00038961-sdigestw-socc&;p=1