何しろ週に14本なのだ。現在のテレビ界で断トツの人気者であることは論を俟たない。まずは所属事務所の公式サイトなどから、上田晋也(47)の出演番組を見てみよう。

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◇日曜
【1】「上田晋也の日本メダル話」(日本テレビ系列/17:00〜17:25)
【2】「おしゃれイズム」(同/22:00〜22:30)
【3】「Going!  Sports & News」(同/23:55〜24:55)
【4】「ストロングポイント」(BS日テレ/18:00〜18:30)

◇月曜
【5】「しゃべくり007」(日本テレビ系列/22:00〜23:00)

◇火曜
【6】「今夜はナゾトレ」(フジテレビ系列/19:00〜19:57)
【7】「太田上田」(中京テレビなど/24:29〜24:54)

◇水曜
【8】「くりぃむクイズ ミラクル9」(テレビ朝日系列/20:00〜20:54)

◇木曜
【9】「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ! 優越館」(テレビ朝日系列/19:00〜20:00)
【10】「上田ちゃんネル」(CSテレビ朝日/25:00〜26:00)

◇金曜
【11】「くりぃむナンチャラ」(テレビ朝日系列/26:20〜26:50)

◇土曜
【12】「上田晋也のサタデージャーナル」(TBS系列/5:30〜6:15)
【13】「世界一受けたい授業」(日本テレビ系列/19:56〜20:54)
【14】「Going!  Sports & News」(日本テレビ系列/23:55〜24:55)

リアルを捨てても取る「安心感」

働き方改革が話題の時代に、上田晋也は毎日、テレビに出ている。ここまで売れっ子だと、逆に視聴者が「休め」と要求してもおかしくない気もするが……と、閑話休題。上田の人気の秘密はどこにあるのだろうか。
さるテレビ局関係者が、面白い事実を明かしてくれた。上田の番組にゲスト出演した芸能人やスポーツ選手などの著名人は「収録が終わると100%満足して、次も出たいと願って帰っていく」のだという。

「内幕を明かすと、非常に簡単な話ではあります。上田さんはスタッフと入念に打ち合わせをした後、しっかりゲスト出演者とも話し合う時間を確保します。そして、番組の進行だけでなく、
自分がどうツッコミを入れ、どう笑いを取っていくかまで明かしてしまうんです。

ところが、簡単な話でも、これはダウンタウンのお二人(共に54)や明石家さんまさん(62)を筆頭に、お笑い出身のMCは誰もやらない方法です。
なぜなら、笑いの重要な要素であるリアルなやり取りが死んでしまうからです。もちろん上田さんもそんなことは分かっています。あえてゲストと丁々発止のやり取りを交わすより、出演者に安心してもらうことを優先するんです。

これが成功したわけですから、ある種のコロンブスの卵かもしれません」
上田の番組には、トークが苦手な俳優やスポーツ選手、イメージを気にする女優も出演する。手の内を明かすことで、彼らはリラックスして番組に楽しんで参加できることが、最大のメリットだという。

つづく

4/16(月) 7:00配信 ディリー新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180416-00540802-shincho-ent