いまだ、余波が収まる様子を見せない日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ前監督解任劇。『Goal』ではハリルホジッチ本人の言葉や、2002年の日韓ワールドカップで日本代表を率いたフィリップ・トルシエ氏の見解を独占取材で報じてきた。

そして今回、2014年に開催されたブラジル・ワールドカップで指揮を取ったアルベルト・ザッケローニ氏(現UAE代表監督)を取材する機会に恵まれた。時間の関係で多くの話を聞くことはかなわなかったが、日本人に愛された人物ならではの見解をうかがうことができた。

取材=フェデリコ・カソッティ(『Goal』イタリア編集部)

■「日本人監督の下で成功を収めたことを忘れてはいけない」

質問に対し、ザッケローニ氏は「ハリルホジッチに何が起こったのか、私はよく知らない」と前置きしつつ、「しかし」と言ってこう続けた。

「JFAは『チームにとってベストな選択は何か』と考えて決断を下したはずだ。直感的なものではなく、どうにかしようと計画して実行に移したのではないかな。私はそう憶測する」

また、西野朗新監督の就任に関して、肯定的な見解を持っていると明かした。2010年に行われた南アフリカ・ワールドカップで岡田武史監督率いる日本代表が決勝トーナメント進出という結果を残したことが、背景にあると語る。

「後任は内部昇格で、ヴァイッドの道をなぞりながら、残された短い時間で新たなアイデンティティを植え付けようとするだろう。外国人監督は異国の文化に適応する必要があるが、ニシノにその必要はない。日本が2010年、日本人監督の下で成功を収めたことを忘れてはいけないよ」

今回の契約解除劇に関して、日本サッカーの継続性や大会後に4年間を総括するといった点において疑問符のつく決断だと多くの専門家が指摘している。また、もし変えるにしても外国人監督を招へいするべきではないか、という声も一定数聞こえてくる。

しかし、ザッケローニ氏は西野監督の内部昇格に一定の理解を示した。イタリア人のザックにとって、全く文化が異なる地で指揮を取ることの難しさは、過去に肌で感じたことである。「いまの段階で監督を変えるなら」という条件のもとならば、西野新監督という判断に一定の理解を与えられるというわけだ。

4/16(月) 11:55配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180416-00000004-goal-socc

2018/04/16(月) 12:43:37.40
http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1523850217/