https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180415-00000172-spnannex-fight
比嘉 報道陣の前に姿見せず、具志堅会長「私の責任。甘かった」

比嘉は報道陣の前に姿を見せず、具志堅会長のみが取材対応。「2カ月ちょっと
で試合をさせた私の責任。甘かったですね」と同会長。公式計量でまさかの体
重超過。この日朝の計量ではリミットとされた55・3キロを600グラム下
回る54・7キロでパス。「本人がやりたいというので」とリングに上げた理
由を説明したが、体調を完全に戻し切れたとは言えない状況で戦って敗れた。

 17日は沖縄県民栄誉賞の授与式が控えているが、具志堅会長は「比嘉が行
ける状況じゃないし、あした相談したい」と辞退する可能性も示唆した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180415-00000024-gbr-fight
【ボクシング】比嘉大吾をTKOしロサレスが新王者に

160cmの比嘉より8cm身長が高いロサレスはリングに上がると前日計量の時より
も更に大きく見え、比嘉との体格差が会見時よりもあるように見えた。
 今日の当日計量では、比嘉に前日規定体重よりより10ポンドプラス圏内の規
定が設けられ54.7kgの規定より600グラムアンダーでパスしこの試合が行われ
ることになったが、ロサレスの地元ニカラグアのメディアは、前日パスしたた
め、当日の体重の規制がないロサレスの今朝の体重を報じており、比嘉の今朝
の体重を上回る56.2kgとのことだった。

 更にリーチが18pも比嘉より長いロサレスは、4階級制覇王者ローマン・ゴ
ンサレス(ニカラグア)と42Rのスパーリングをこなし、比嘉対策を徹底して
やってきただけあり、どれだけのパフォーマンスを見せるか期待された。

 試合でロサレスは、1Rから手数で比嘉を圧倒。本来は比嘉が得意とする左
での3連打、4連打を何度もロサレスが見せ、長いリーチを活かしての左ボデ
ィブローも叩き込んだ。

 比嘉もダッキングしながら前に出てボディを入れていくが、減量失敗の影響
からか、いつもほどの破壊力が感じられない。

 手数で比嘉を圧倒するロサレスは連打だけでなく、左右のアッパーも叩き込
む。4R終了時に公開されたジャッジのスコアでは、39対37で比嘉を支持した
のが1人。2人は39対37でロサレス支持。

 5Rに両者は頭をつけ足を止めてボディやフックを打ち合う。

 6R、ロサレスはフック、アッパーを多用し、アッパー、フック、ストレート
の3連打を叩き込む。比嘉もフックをボディや顔面に連打していくが、ヒット
数でロサレスが勝る。比嘉の顔が腫れる。

 7R、比嘉のボディがようやく効きはじめ、ロサレスが下がるシーンもあった
が、8Rはロサレスが多くのパンチをヒット、比嘉は打たれながらも前に出てパ
ンチを出し続け、オキナワン・ボクサーの根性を見せるも、8R終了時のスコア
では、ジャッジ1人がドロー、2人はロサレスを支持。

 そして9R半ば、比嘉はロサレスにボディやジャブ、フックを多数叩き込ま
れ、比嘉のセコンドがタオルを投入し、ロサレスはTKO勝利で王座を獲得した。