◇「全米熱狂」報道との温度差は
 
ただし、この注目度はあくまでもスポーツ界に限っての話。

日本のテレビ番組などで目にする「全米が熱狂」というレベルには、まだ達してはいないというのが現実だ。オレンジ郡を取材する記者として、地元ですらまだ社会現象になっているとは言えない。

エンゼルスファン同士でもなければ、大谷が会話の話題に上がることはほとんどないだろう。

というのも、アメリカは広大で多様だからだ。

人々の興味は様々。だからあらゆる趣味・嗜好(しこう)に合わせたテレビのチャンネルが何百とある。

話題の人物があらゆるテレビ番組に出演して、ほとんどの人がどこかで見聞きしたことがあるという日本のような「社会現象」は起きづらいのだ。
だから日本のメディアが、日本の有名人が「全米を熱狂」させたと報じるのには違和感を感じるのだ。(思いつく限り、近年アジア人で本当にアメリカ全土を沸かせたのは、K-POPの「江南スタイル」くらい。)

イチロー選手がマリナーズで大活躍していた時期も、話題になった範囲としてはシアトルとスポーツ界に限られていた。
アメリカにやって来た日本人が、現地人との会話ネタとしてイチローや松井秀喜を出して、「誰それ?」という反応をされる様子を幾度も目にした。

特にメジャーリーグは人気が下降気味。現役選手でスポーツという垣根を超えたスターはいない。スポーツに興味のない人が現役メジャーリーガーの名前を1人も挙げられないというのはザラだろう。
エンターテイメントが豊富な南カリフォルニアでは、野球に興味のない人は大谷の名前をまだ聞いたことすらないかもしれないことは頭に入れておいてほしい。

一部抜粋

4/13(金) 16:23配信 時事
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180413-00000070-jij-spo

2018/04/13(金) 18:55:21.46
http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1523678700/