身代金の代わりに「PUBG」のプレイを要求するランサムウェア

佐藤 岳大2018年4月13日 19:53

 ランサムウェアについての情報を提供する「ID Ransomware」などを運営するMalwareHunterTeamは10日、身代金を要求せずゲームプレイを強要するランサムウェアが発見されたことをTwitterで報告した。

 同ランサムウェアはデスクトップ上のファイル(サブディレクトリ含む)を暗号化し、「.PUBG」形式のファイルに変換するランサムウェア。VirusTotalに発見されたサンプルが登録されている。

 通常、ランサムウェアはファイルの復号する代わりに、金銭やデータの要求を行なうものだが、発見されたランサムウェアは、“「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」を1時間プレイすること”を要求してくるという。

 ただしBleepingComputer誌によれば、PUBGをプレイしなくても表示されているリストアコードを入力すれば復号されるほか、実際にはゲームのプレイは監視しておらず、

ゲームの実行ファイル「TslGame.exe」を3秒実行していればプレイしたと見なされて復号処理が走るとのことだ。