元サッカー日本代表MFの中田英寿氏が12日、都内で行われた「ナンバースポーツビジネスカレッジ」にスポーツビジネスで活躍する講師として出席した。

 現役当時と変わらぬ体形で登壇した中田は「自分が面白いと思うことをするためには環境を整えないといけない。サッカーをやっていた時も走るのは嫌いだったけど、走らなければ勝てないし、走れば有利になる。ビジネスもそれは同じです」とビジネス論を展開。15年に「株式会社 JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」を設立するなど経営者としての才能も発揮している同氏は「ここ数年、日本酒など日本の伝統産業が世界的な市場になった。でも日本では、今まで通りで世界に合わせたやり方にはなっていない。それをビジネスとして捉えるより、皆がハッピーになる仕組みをつくりたい」と掲げた。

 話題はW杯2か月前に監督交代した日本代表にも及び、「窮地かは分からないが、判断が遅い。たとえ良い結果が出たとしても、積み重ねにならないし、未来への判断材料にならない」。96年アトランタ五輪では西野監督と意見が衝突したこともあったが、「一緒にやってきた指導者とは皆言い争いをしたし、西野さんだからというわけじゃない」と振り返った。

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