現在フランクフルトを率いているニコ・コヴァチ監督が、バイエルンと2018年7月からの3年契約を結んだことが発表された。クラブの公式ツイッターが伝えている。

 カルロ・アンチェロッティ監督の下で今シーズンをスタートさせたバイエルンだったが、期待されたような成績が出せなかったこともあり、クラブは昨年9月に同監督の解任を決定。後任として一度は監督業を退いていたハインケス監督を指名するとチームは調子を取り戻していき、すでにブンデスリーガ優勝を決めている。現在チャンピオンズリーグとDFBポカールでもベスト4に残っており、3冠の可能性を残している状況だ。

 ブランクを感じさせない卓越した手腕を発揮しているハインケス監督だが、クラブとの契約は1年のみ。契約延長についても明言を避けており、その去就は不透明だった。

 後任としてドルトムント前指揮官のトーマス・トゥヘル監督などが候補に挙がっていたが、最終的には日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトを、ここまでリーグ戦で13勝7分け9敗、勝ち点46の5位に導いているニコ・コヴァチ監督に、バイエルンが来シーズンからの指揮を託す形となった。

 クロアチア代表の監督として2014年のブラジルワールドカップで指揮を執っているコヴァチ監督は、選手時代はクロアチア代表のMFとしてヘルタ・ベルリンやレヴァークーゼンで活躍した経歴の持ち主。2001年から2シーズンにわたってバイエルンでプレーした経験も持つ同監督にとっては、指導者として“古巣復帰”を果たす形となった。

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