4/13(金) 16:00配信
W杯出場目指すなでしこ、イエローやレッドの数で決まる可能性も

 日本女子代表(なでしこジャパン)は13日、ヨルダンで開催されている女子アジア杯でオーストラリア女子代表とグループBの第3節を戦う。勝つ、もしくは1-1以上の引き分けで8大会連続のW杯出場が決まる。

 2試合を終えた段階で、なでしこは1勝1分、勝ち点4。首位オーストラリアと同勝ち点の2位だ。勝ち点2で韓国が続く展開となっている。

[グループB]
1.オーストラリア(4)+8
2.日本(4)+4
3.韓国(2)0
4.ベトナム(0)-12

 最終第3節、日本時間13日22時45分同時キックオフの試合で、なでしこは上記のような条件でW杯出場を決めるが、0-0の引き分け、もしくは敗れると状況が一変する。実力がやや劣るベトナムに韓国が勝利することは濃厚で、その場合はなでしこが5位決定戦に回る可能性が高い。

 ここで条件を整理したい。なでしこはオーストラリアに勝つ、もしくは1-1以上の引き分けの場合、自力でW杯出場権を獲得。そして敗れた場合でも、韓国が引き分け以下に終われば、出場権を獲得する。

 ただし条件が複雑になる可能性がある。日本が0-0の引き分け、韓国が4-0で勝利した場合だ。順位決定のレギュレーションは勝ち点で並んだ場合は以下のような条件で順位を決定する。

1、当該チーム間の対戦における勝ち点
2、当該チーム間の対戦における得失点差
3、当該チーム間の対戦における総得点
4、グループステージ全試合での得失点差
5、グループステージ全試合での総得点
6、PK戦(2チームのみがこれまでの基準で並んでおり、かつそれらのチームがグループステージ最終戦で対戦している場合)
7イエローカード・レッドカードの数による評価
8、抽選

 なでしこと韓国の直接対決の結果は0-0で引き分け。上記のような結果に終わった場合、グループ内での成績も全く同じとなるため、6番目以下の条件が適用される。そして6の条件を満たしていないため、その場合は3試合を通したイエローカードとレッドカードの数で勝者を決めることになる。

 ちなみにここまでなでしこはイエロー、レッドカードともに0枚。韓国はオーストラリア戦でDFチャン・スルギがイエローカードを1枚貰っている。

なでしこ(vs豪州)のW杯出場条件
〇→W杯決定
1-1以上△→W杯決定
0-0△→韓国(vsベトナム)が3点差以内の勝利でなでしこがW杯出場、4-0の場合はイエローやレッドカードの数で決まる、韓国が5-1以上の4点差勝利ならなでしこは5位決定戦へ
●→韓国が引き分け以下でW杯決定

 16日(日本時間17日2時)に行う5・6位決定戦に回れば、グループAで3位だったフィリピン女子代表と対戦することになる。力関係を考えればW杯出場が濃厚となっているなでしこだが、その場合は“アジア5位”での出場となる。かつての世界王者としてはアジア杯連覇という目標を達成して、W杯に出場したいところだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180413-01652628-gekisaka-socc