「思想的なイメージがないからビックリ」
こうした歌詞について、ツイッターやネット掲示板では、

「ゆずどうしちゃったん?あまりそういう思想的なイメージがないからビックリ」
「北川さんってそういう思想の持ち主だったのか」
「ゆずは一体どうしたの...。歌詞だけ見るとネトウヨって感じですけど」
といった困惑の声が続出。一方、「自分の主張を曲にのせるなんて別に普通」「皮肉なのでは」といった意見もみられる。

ジャーナリストの津田大介氏も4月9日未明のツイッターで、曲の歌詞を紹介しつつ、

「ゆずのニューアルバムに入っている『ガイコクジンノトモダチ』という曲の歌詞確かにパンチが効いてる。メロディは素朴なのがまたこう......これはベタでやってるんだよね?」
と反応。また、映画評論家の町山智浩氏も同日、「総理とご飯食べてないか」とツイートした上で、

「『国歌はこっそり歌わなくちゃ』なんて、どっかの国に占領されたレジスタンスか? 現実は、君が代に起立しない教師は減給されるのに」
と投稿していた。

北川さん「自分が大切だって思うことは、ちゃんと伝えたくて」
このように波紋を広げた「ガイコクジンノトモダチ」の歌詞について、当の北川さんは4月5日発売の雑誌「音楽と人」(18年5月号)に掲載されたインタビューで、

「文章にして読み上げるとかなり危険そうな内容も、ポップソングにしちゃえば、何だって歌にできるな、と思って書いてみたんだよね(中略)自分が大切だって思うことは、ちゃんと伝えたくて」
と説明している。また、インタビュアーから「かなり強い右寄りの思想を感じる」などと伝えられた北川さんは、

「危ないよね(笑)。でも音楽にすることでラッピングされちゃう部分をうまく使いたかった。あとこういう歌詞を唄うことで、みんながゆずに対して思ってることを壊したかったんだよ。それがいちばん大きいかな」
としていた。