2016年の2月に我慢の限界がきて、はっきりと環境の改善を求める手紙を送ると「連絡すっから」という電話がきただけで、数ヶ月放置されました。
ある時からは私から電話をすることも許されていなかったので、
時間をあけて電話をすると、一度は会う気になってくれたものの、
逆ギレされ「有限会社アラーキーに対する名誉毀損と営業妨害に当たる行動を今後一切いたしません」という私の名前入り文書を勝手に作られ、
そこにサインを強要されました。全文を読み上げられ、最後に自分のフルネームが読まれた時、精神的な限界を超えて、おかしくなりそうでした。
何度も拒否しましたが「俺は体調が悪いんだから気を遣え」
「サインしないと俺がやっていけなくなる」「でしゃばるな」などと強迫されたため、彼のことを思い、提出せざるを得ませんでした。
そうして、2016年の6月に私はすでに予定されていた撮影も打ち切られ”ミューズ役”を突然クビにされました。
もう消えてくれということでした。そして、有限会社アラーキー代表の女性から長文の手紙が届きました。その手紙は「これからも、最高のミューズでいてください」という言葉で締めくくられていました。
これだけのことがあった後で、全て見殺しにされた上で、その言葉だけは、許せませんでした。私はその手紙を荒木氏に送り、会社からも嫌がらせがあった事実を理解してもらおうとしました。でも、いつものように返事はありませんでした。
ただの嫉妬なんだと思おうとしても、味方が一人もいなければ、ただのいじめでした。完全に自尊心を失っていきました。
今も、個展などで私の写真が使われ続けているのを見ると、この時間が蘇ります。