AKBと乃木坂が盛り上げる「競馬番組」戦国時代――ついにジャニーズも参入
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180407-00540523-shincho-ent
いくら競馬法に基づく公営ギャンブルとはいっても、競馬は博打には違いない。いつ頃からだろうか、
大好きと公言するアイドルが現れ、いまやお堅いジャニーズにまで――。
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4月8日は桜花賞だが、昨年末の有馬記念で有終の美を飾ったキタサンブラック以降、
競馬ファンでなくともその名を知るような名馬がいない。

競馬ブームには名馬が不可欠だ。
1970年代の第1次ブームを牽引したハイセイコー、
80年代後半から90年代前半にかけての第2次ブームで絶大な人気を誇ったオグリキャップ、
2000年代のディープインパクト……。
名馬がいなければブームは望めない。

だが、名馬はいなくても、競馬中継は放送される。
そこで鎬(しのぎ)を削るのは、馬ではなく、芸人、タレント、アイドルたちである。

「JRAは80年代からギャンブル色を払拭しようとPRに務めてきました。
CMには高倉健(1931〜2014)まで起用したこともありました(編集部註:92〜93年)。
98〜99年には木村拓哉(45)、95〜96年には中居正広(45)も起用しています。
今年は昨年に引き続き、松坂桃李(29)、柳楽優弥(28)、高畑充希(26)、土屋太鳳(23)の4人をCMキャンペーンに使っています。
あくまでもCMに起用しただけで、彼らが本当に競馬好きかどうかはわかりませんが……」(スポーツ紙記者)

さんまに始まる競馬好き芸人
競馬好きを公言するお笑い芸人も増えた。テレビ局の幹部は言う。

「最初は明石家さんまさん(62)かもしれませんね。JRAのCMにも出ていましたし(編集部註:03〜04年)、バラエティでも魅力を語っていました。
最近は『アメトーーク』(テレビ朝日系)で“競馬大好き芸人”として、
麒麟の川島明(39)やジャングルポケットの斉藤慎二(35)、ナイツの土屋伸之(39)、カンニング竹山(47)なども出演しています。
麒麟の川島は関西テレビの競馬中継番組『KEIBA BEAT』のMCですし、
ジャンポケの斉藤はテレビ東京系の『ウイニング競馬』のMCも務めるほど、もはや趣味とはいえないレベルですよ」

芸人はおろか、いまや現役アイドルが競馬好きを公言し、競馬中継番組のゲストに招かれるほどだ。

「元AKB48の小嶋陽菜(29)や乃木坂46の白石麻衣(25)は、日曜午後の競馬中継番組『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)に不定期ゲストとして出演しています。
恐らくAKBグループがJRAと関わるきっかけは、12年の“SMART! JRA”キャンペーンにAKB48が起用されてからと思います。
もともと、AKBの管理会社であるAKSの窪田康志代表の父親は馬主で、自身も馬主ですからね。
また秋元康(59)も競馬好きといいます。
それもあって、当時のメンバーだった篠田麻里子(32)や宮澤佐江(27)らで“競馬部”を結成し、CM出演の座をかけて競馬の予想対決を行ったりもしたんです。
その延長でコジハルはじめAKBグループのメンバーはフジテレビ深夜の競馬バラエティ『うまズキッ!』(13〜16年)に続いて『馬好王国〜UmazuKingdom〜』(17年〜)にも出続けているんでしょう。
女性アイドルが競馬の魅力を語るなどは、ギャンブル色を払拭させたいJRAにとっては願ったりかなったりでしょう」(同・テレビ局幹部)
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