[4.5 EL準々決勝第1戦 ラツィオ4-2ザルツブルク]

UEFAヨーロッパリーグ(EL)は5日、準々決勝第1戦を各地で行い、FW南野拓実所属のザルツブルク(オーストリア)は敵地でラツィオ(イタリア)と対戦した。
ベンチスタートの南野は後半途中に交代出場し、一時は同点とするゴールを決めたが、最後は2-4で敗れた。

試合が動いたのは前半8分、ラツィオは今季セリエAで得点ランキングトップの26得点を挙げているFWチーロ・インボービレが中盤から右サイドに展開し、
オーバーラップしてきたDFドゥサン・バスタが低いクロス。ニアでインモービレが空振りしたが、ゴール前でMFセナド・ルリッチが合わせた。

前半28分、ザルツブルクも同点のチャンスをつくった。右サイドを単独突破したDFシュテファン・ライナーが鋭いクロスを送ると、
ゴール前でバスタとの競り合いからFWモアネス・ダブールが倒される。一度はプレーが流されたが、バスタにイエローカードが示されてPKが指示。
これを同30分、MFバロン・ベリシャが落ち着いて決め、試合が振り出しに戻った。

1-1で迎えた後半4分、ラツィオがさっそくスコアを動かす。左サイドで前を向いたルリッチが味方とのコンビネーションで中央にカットイン。
右サイドを攻め上がっていたMFルイス・アルベルトがダイレクトでゴール前にゴロでクロスを配給すると、ニアに飛び込んだMFマルコ・パローロがワンタッチで流し込んだ。

ザルツブルクは後半25分、FWフレドリック・グルブランドセンに代えて南野を投入する。すると同26分、ファーストタッチで試合を動かす。
FWモアネス・ダブールとのパス交換でPA内に突入すると、スルーパスに反応して右足ダイレクト。冷静にGKの脇を撃ち抜いた。

南野は2月15日に行われたEL決勝トーナメント1回戦第1戦のレアル・ソシエダ戦、後半アディショナルタイム4分に劇的な同点弾を記録。
それに続く欧州カップ戦でのゴールを決め、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督に猛烈なアピールをした。

ところがラツィオは直後、次々に追加点を奪った。後半29分、途中投入のMFフェリペ・アンデルソンが中盤でドリブルをしかけ、
そのままゴール前に突破すると、一気にGKとの1対1を制して1点リード。同31分、さらにインモービレが1点を加えて、リードを2点に広げた。

ザルツブルクは最後まで攻め気を見せたが、得点を挙げることはできず。アウェーゴール2点を保持しつつ、2点差を追いかける第2戦に臨むこととなった。
第2戦は14日、ザルツブルクのホームで行われ、2-0以上の勝利で準決勝進出が決定する。

4/6(金) 6:06配信 ゲキサカ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180406-01652350-gekisaka-socc

写真
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