■サッカーに対しての熱はイタリア以上

「トルコは親日国と言われていますけれど、ホントに人が優しいですね。サッカーのレベルに関しては、戦術面や個人的な部分で言えばイタリアの方が高いけど、こっちは身体能力の高いアフリカ系の選手も多いので、難しさはあります。それにスタジアムの雰囲気が尋常じゃない。フェネルバフチェとアウェーでやった時なんかは殺気立っていた。イタリア以上のサッカーに対しての熱があるから、やっている選手は間違いなくタフになりますね。


 そんな中、今のガラタサライのサッカーは躍動感に満ち溢れている。それは選手みんなが自分を堂々と出しているから。トラブゾンスポル戦で先制したフェグリ、自分の前の左MFにいる(ガリー・)ロドリゲスもそうだけど、ミスを怖がらずにガンガンいく。テリム監督もめちゃくちゃアグレッシブだし、ホントにやっていて面白いですね」


 長友は、あらためて充実感を口にした。躍動感あるサッカーでトルコ制覇を果たし、その勢いと自信を18年ワールドカップロシア大会に挑む日本代表に持ち込んでくれれば、それは理想的なシナリオになる。長友自身も、どうしたらそれができるかを真剣に考えている様子だ。


「ここのサッカーがめちゃくちゃ楽しいからこそ、代表で感じているもののギャップが正直、すごくありますね。今は全然みんな楽しそうじゃない。イキイキしていないことが僕自身、一番歯がゆいし、いいチームにはなっていかないと思うんです。1人が恐怖を持つと、そういう空気はチームに伝染していくものですからね。そうならないように、みんながある程度は自分の本能的な部分でやった方がいい。僕はそう感じます」


 トルコという地で新たな経験値を積み重ねている百戦錬磨の男の言葉は重い。日本代表、日本サッカーを前向きな方向に変化させるべく、日本屈指の左SB・長友佑都には「怖がらず、果敢に挑み続ける姿」を率先して示してほしい。


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