日本ハムの新球場 決め手は広大な敷地に魅力
3月27日 17時31分

プロ野球・日本ハムは、新球場の建設予定地を北海道北広島市のきたひろしま総合運動公園に決定したことを受け、
記者会見を開き、公園の広大な敷地に魅力を感じたことが選定の決め手になったと明らかにしました。

プロ野球・日本ハムは27日、札幌市内のホテルで記者会見を開きました。

この中で、日本ハムは球場の建設費を500億円程度と見込み、
年内に北広島市での新球場建設が事業化できるかどうかを正式に判断したうえで、再来年(2020年)の着工を目指す考えを示しました。

球団事業統括本部の三谷仁志副本部長は選定にあたって、対象用地の魅力、パートナーの協力、選手・チームの環境充実、
全域からのアクセス、地域の方々の賛同の5項目に魅力を感じ、きたひろしま総合運動公園に決定したと説明しました。

そして、三谷氏は対象用地の魅力が選定の決め手になったとしたうえで、
「公園は37ヘクタールの広大な敷地で、球場だけでなく、
球場の周辺エリアも来場者に楽しんでもらえるさまざまな施設を作っていくことが可能だと判断した」と述べました。

一方、建設予定地は、駅からおよそ1.5キロと交通アクセスの改善が課題となっていて、
北広島市が新しい駅を作ることをJRに要望しています。

三谷氏は「新駅については、JRと協議しながら実現を目指したいが、新駅がない場合でも代替案を考えて、
既存の駅からのアクセスを改善できるよう取り組みたい」と述べました。

そして、三谷氏は「5年後の2023年に最上級の野球観戦やほかのライブエンターテインメントも楽しめる、
滞在型の新球場ボールパークをこの北海道の地に開業できるよう、パートナーとともに歩み挑んでいきたい」と述べました。

栗山監督「みんなが集える場所に」

プロ野球・日本ハムの新球場の建設予定地が北広島市に決定したことについて栗山英樹監督は
「いろいろな人たちが球場について考えたり、努力してくれたことに対して、すごく感謝しています。
夢でもあった自前の球場の具体的なイメージがこれからできるが、近くで野球が見られる、選手もケガがしにくい、優しい球場になってほしい。
ボールパークはみんなが集えるような場所になってほしい」と話しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180327/k10011381401000.html