美穂へ

改めて、「美穂」って呼ぶのは何だか気が
引けるけど、いつかそう呼べたらなって思ってた。
それは多分…俺が美穂のことを好きになった
その時から…ずっと。

それからというものの、2人で過ごすことの
できる時間は変わらず僅かであるけれど
その一瞬が、俺にとっては何よりも大切です。

君の顔、表情はもちろん、声、仕草、話していたこと、香り
目尻から指先まで、すべてが愛しくて、全てを覚えていたくて、

全てを目に焼きつけて帰ろうと、いつも必死。

…俺は本気で、美穂のことが好きです。

まだ、俺は君に会うのがなんでこんなに遅かったのか、
なんで君と同じ世代に生まれなかったのか、
なんで今の状況が、状況なのか、とか、
やりきれない思いはつきないけれど、

それでも俺は君を愛してる。

今、目の前にいる君を愛してます。

今の俺に出来るのは、今の君を愛することと、
未来、君を幸せにするために努力することしかできないけど、
いつか、君と一緒に朝を迎え、「おはよう」と言える日を夢みています。

いつか、君を、幸せにさせて下さい。

愛しています。永遠に。

渉大