八角理事長、無投票で3選へ 貴乃花親方への対応で結束
3/21(水) 6:36配信

任期満了に伴う日本相撲協会の理事長選は、春場所後の26日、
無投票で現職の八角理事長(54)=元横綱北勝海=が3選を決める公算が大きくなった。任期は2年。
新理事長は力士出身の新理事10人が同日の理事会で、互選によって決めることになっており、
他に立候補の動きは見られない。

新理事10人は、理事会に先だって行われる同日の評議員会の承認を経て正式に就任する。
現状、八角理事長を除く尾車事業部長(元大関琴風)以下6人の現職は八角支持を固めている。
新たに理事になる3人も貴乃花一門の阿武松親方(元関脇益荒雄)が
「(自らの立候補は)全く考えていない」と話しており、出馬の意思はない見込みだ。

八角理事長以外で理事長選に意欲を見せていたのは貴乃花親方(45)=元横綱=だったが、
元横綱日馬富士による傷害事件への対応を巡って年明けに理事を解任され、
初場所後の理事候補選でも落選し、権利を失った。

さらに春場所直前には内閣府に告発状を出すなどして現執行部との対立が鮮明になった。
しかし、弟子の十両貴公俊が暴行問題を起こし、求心力はさらに低下した。理事長選への影響力は既にない。
同親方への対応を幹部で話し合う中で、現職理事らは結束を固めたと見られる。

3/21(水) 6:36配信 朝日新聞デジタル
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