〈秋田〉平昌五輪のフィギュアスケート女子で金メダルを獲得したロシアのアリーナ・ザギトワ選手(15)に、秋田犬保存会(本部=秋田県大館市)が18日、生後約3カ月の雌の子犬を贈ると発表した。贈呈式は5月末から6月初旬にかけて、ザギトワ選手が練習場としているモスクワのスケートリンクを予定している。

 保存会の遠藤敬会長が同市内で会見して明らかにした。「『できるだけ小さいうちから飼育したい』というザギトワ選手の要望を聞いた。雌は気質が優しい。おとなしくてかわいい子犬の選定をこれから進める。世界に秋田犬を普及させる契機としたい」としている。

 贈呈する時点で3カ月となる候補を複数選び、ザギトワ選手に画像や写真を送って4月中に最終的に決めてもらう方針。子犬のお披露目会を5月3日に同市内で開催する保存会の品評会の場で行うことでザギトワ選手の了解も得た。

 同市の福原淳嗣市長は、プーチン大統領に贈呈された秋田犬の「ゆめ」の親戚に当たる「『めいっ子』をできれば届けたい」と話している。


2018.3.18 17:02
http://www.sankei.com/life/news/180318/lif1803180036-n1.html