映画の舞台挨拶で「別に……」と発言し、バッシング報道が過熱してからはや10年。沢尻エリカ(31)の評判がいい。
今週からサントリーチューハイ「ほろよい」の新CMが全国で放送開始されたが、先月もP&GのCMに起用されたばかり。いつの間にかCMが7本に増えた。6年前から交際を続けているファッションデザイナーの男性と“事実婚状態”であることを先日の「週刊ポスト」が報じたが、“スキャンダル報道”すら追い風になるほど。
「沢尻が“穏やかで真面目な優等生”に変化したのは、今の交際相手のおかげではないかという記事も目にしましたが、いささか違和感を感じます。私はあの騒動の真っただ中に沢尻とテレビ番組で同席したことがありますが、普通に接してくれて、当時、世間で言われていたような、態度の悪い無礼な女の子には見えませんでした。あの当時はまだ若く、感情のコントロールがうまくできなかったのでしょう。性格が素直だからこそ、あの発言が飛び出したんじゃないですかね」
■高速道路の追い越し車線で……
こう語るのは芸能ジャーナリストの佐々木博之氏だ。2010年、前夫の高城剛氏との離婚騒動を取材していたベテラン記者は、こんなエピソードを明かす。
「沢尻は夜な夜なクラブ通いをしている時期がありました。そんな彼女を、私を含めてマスコミが追いかけ回していたわけですが、たまたまある晩、ひとりで張り込みをしていると、ド派手なドレスで自宅から出てきた彼女がこちらを見つけてトコトコ近寄ってきたのです。怒鳴られるかと思ったら、彼女は『言えることは話しますけど、言えないことは話しません。それでもいいですか?』とニコニコしながら人懐っこい笑顔で言ったのです。テレビでつくられたイメージとはあまりにかけ離れていたのでびっくりしたのを覚えています」
最新の目撃談はこうだ。
「高速道路の追い越し車線を真っ黒なスポーツカーが走っていたんですが、制限速度を守って走り続けるものだから後続車がクラクションを鳴らしたり、パッシングを繰り返していたんです。それでも、全く譲ろうとしない。そのハンドルを握っていたのが沢尻でした。“エリカ様”は常にマイペースなのです」(ワイドショー関係者)
ハデ好きだが、ルールを守り、基本的に礼儀正しい。10年前から沢尻は何も変わっていない。だから大企業が安心してCMに起用するのである。
2018年3月17日
週刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/225277/1